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ヒメクダマキモドキってどんな虫?
ツユムシの仲間ですが、少し身幅があります。細長い葉っぱのように見えますね。
南方系の昆虫で海岸近くに多かったようですが、分布を広げて今では都市部の公園などでも見られます。
ツユムシ科
昆虫の分類でバッタ目があります。その中にツユムシ科は含まれており、ツユムシはその仲間の一種になります。ツユムシはキリギリスに近い仲間でキリギリス科とされることもありますが、ここではツユムシ科としてわけておきます。
特徴や近似種との見分け方
ツユムシと比べると羽の幅が広いです。
クダマキモドキと呼ばれる昆虫は何種類かいますが、ヒメクダマキモドキは羽の付け根あたりに縁取りがなく、全体的に緑色の印象が強いです。
幼虫時代から背中には一本の白い筋が入ったように見えるのも特徴で、1~2齢幼虫のときは脚の模様が縞々です。
オス♂
メス♀
幼虫(若齢幼虫)
3齢くらいの幼虫です。
触角がとても長いですね。
見分けるポイント
似た種類には、サトクダマキモドキ、ヤマクダマキモドキ、ヘリグロツユムシなどがいます。
成虫は、羽の付け根に縁取りがないことや、生殖器の形に違いがあるので見分けられます。
幼虫は、成長過程でずっと背中に白い筋があるのが特徴的です。
生態(食べ物)
食べ物、餌(エサ)は?
アカメガシワなどの広葉樹の葉っぱをよく食べています。
飼育してみた幼虫はクワの葉で見つけましたし、ニンジンなども与えたら食べていました。
他にも、バラ科、クスノキ科、アオイ科の植物や、野菜も色々食べるので飼育しやすい昆虫です。
飼育や成長
幼虫
若齢の時から背中には一本の白い筋が通っています。
脚に赤色の縞(しま)模様が入っているのも特徴的です。
成虫
成虫は透け感のある細長い羽が葉っぱみたいで美しい。
生息地や分布
本州(房総半島以西)から南西諸島まで見ることができます。
海岸の広葉樹の樹上に多い昆虫ですが、都市部の緑地公園などでもみられるようになっています。