昆虫図鑑にはたくさんの種類があります。私も色んなタイプの昆虫図鑑を持っていて、撮影した昆虫のことを調べたりします。どれだけ勉強しても図鑑をめくって見れば新しい発見があります。それだけ昆虫の世界は奥が深いのですが、その中には調べ物に向いているものや見て楽しむのに向いているものなどいろんなタイプがあります。
そんな昆虫関連の本や図鑑の中からおすすめのものをまとめてみました!
最初の一冊におすすめの図鑑
最初の一冊におすすめなのは、やはりベストセラー昆虫図鑑である小学館の「昆虫」ですね!私が最初に買ったのもこの図鑑です。
何度かリニューアルされて新版となり、今では付録のDVDで動いた昆虫も楽しむことができます。
幅広い昆虫を掲載しているので、昆虫全般のことを知るのにもってこいですし、約1400種類の昆虫が掲載されているので身近に見られる昆虫を調べるのに最適です。図鑑らしくサイズは大きめでずっしりとした重みがありますが、その分掲載されている写真も大きく見ることができて子供の興味を引くこと間違いなしでしょう。
小学館の図鑑 NEO 昆虫 DVD付
発売日 | 2014/6/18 |
金額 | 2,000円+税 |
判型/分 | A4判変型/80分 |
ページ数 | 208ページ |
持ち運びにも便利なポケット図鑑やハンドブックシリーズ
最近は外で昆虫を観察する時にも使えるようにとポケットサイズで持ち運びのできるようなポケット図鑑やハンドブックシリーズがたくさん発売されています。
ポケットサイズですが、2冊に分けて1400種類もの昆虫を掲載しています。全体を網羅したポケットサイズの図鑑なんですね!中の掲載写真は、生きている状態で撮影されたものを使っているので、野外で見たときの印象で探すことができるのが特徴的です。チョウなどは標本写真だと羽を広げられているので、野外で見た時と印象が変わってしまってわからないことがあるからです。伊丹市昆虫館が監修に入っているのもポイントですね!
文一総合出版 ポケット図鑑 日本の昆虫 1400 1巻 2巻
発売日(1巻.2巻) | 2013/4/15 2013/5/20 |
金額 | 1,200円+税 |
判型(サイズ) | A6判 |
ページ数 | 1巻320ページ 2巻320ページ |
身近に見られる昆虫の違いを調べたい
身近で見られる昆虫にも似たものがたくさんいますよね。そんな見ている種類の昆虫の違いをわかりやすく教えてくれる本が「くらべてわかる」シリーズです。種類を絞っているからわかりやすいというのもありますね。
身近な昆虫にカマキリがいますが、実は何種類かいるのはご存知ですか?大きなカマキリと小さなカマキリでも種類は違いますし、大きなカマキリでも「オオカマキリ」や「チョウセンカマキリ」など違う種類だったりします。そんなややこしい昆虫の識別ポイントをわかりやすく写真で解説してくれている本です。
山と渓谷社から発売されたこの本は、のぞいてみるとなかなかわかりやすくまとめられています。すっきりとした紙面構成でとても見やすいのがポイントですが、情報は専門書と比べると少なめです。なので、他の図鑑と併用することで、観察をから種類を調べる助けになってくれると思います。
一冊目の「くらべてわかる昆虫」で人気が出て、シリーズに「くらべてわかる甲虫」が新しく出版されました。人気だったんですね!
山と渓谷社 くらべてわかる昆虫 くらべてわかる甲虫1062種
発売日(1巻.2巻) | 2017/5/26 2019/4/12 |
金額 | 1,800円+税 |
判型(サイズ) | B5判 |
ページ数 | 1巻144ページ 2巻144ページ |
チョウチョのことを調べる時に便利な図鑑
野外で見つけたチョウチョの種類を調べるのに役立つ本です。日本の全国に生息する種類を全て掲載しているだけではなく、迷チョウと呼ばれる海外からふらっと飛んでやってきたチョウまで掲載されています。
そして、フィールドガイドと銘打っている通りに野外で撮影された生きている状態の写真が載っているので写真で撮影したものの種類を調べるのに向いています。見ているだけでも楽しくなる本です。
誠文堂新光社 フィールドガイド 日本のチョウ
トンボのことを調べる時に便利な図鑑
日本に生息するトンボ203種類を全部載せています。この一冊でトンボのことなら全て任せろという著者の意気込みが感じられる本です。
トンボは部分的な違いで見分けないといけなかったりしてややこしいのですが、野外で見つけたトンボを調べるのに役立つ一冊です。
文一総合出版 日本のトンボ (ネイチャーガイド)
2019年に発売された話題の図鑑や本
新版 昆虫探検図鑑1600: 写真検索マトリックス付
昆虫のメディア「昆虫エクスプローラー」のちょしゃが出版したフィールド写真を中心とした図鑑です。この一冊に1600種類以上が掲載されているので見ごたえがあります。過去に出版されていたものが新板としてリニューアルされました。
癒しの虫たち
最近はイモムシの可愛さがブームになっています。他にも昆虫の撮影をしているとなんとも愛らしい瞬間にたくさん出会うことができるのですが、その可愛さはまだあまり一般的には知られていません。図鑑ではありませんが、そんなポイントに着目した楽しい一冊です。
手すりの虫観察ガイド: 公園・緑地で見つかる四季の虫
身近な昆虫に焦点を当てたものはありますが「手すりで見られる」というのは身近な昆虫を感じやすいポイントですね。こちらも着眼点が面白かった一冊です。