ダンゴムシの飼育セットの作り方!餌やダニ・カビの対策まで!

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はじめに

ダンゴムシってコツを知っていれば気軽に飼うことのできる小さな生き物です。
ダンゴムシを飼う時の方法から注意点、

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村松佳優の写真
村松の撮影風景

はじめまして。昆虫写真家の村松です。
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ダンゴムシは子供も興味を持ちやすい生き物で、公園などで遊んでいても目に触れる機会が多いですね!
触ると丸くなる習性を持っているので、手のひらで転がしてみたりつついてみたり。
そんなことをしていると、家でも飼ってみたくなるものです。

ダンゴムシは比較的飼育が簡単な生き物です。ちょっとしたコツで長く飼育できますのでぜひ子供と観察してみましょう!
飼育方法はどのようにしたらよいのか?飼育ケースは?餌(エサ)や食べ物は何を与えればよいのかを紹介していきます!

「ダンゴムシ特集!ダンゴムシの仲間 まとめ 団子虫図鑑」はこちら

ダンゴムシはどんな生き物?

ダンゴムシは陸生の生き物で触ると丸くなるのが特徴です。
ワラジムシ目という分類に含まれ、昆虫類とは違う仲間です。

どこが違うのかと考えてみると色々違うのですが、脚は昆虫が6本なのに対してダンゴムシは14本あります。羽があるのも昆虫の特徴ですがダンゴムシに羽はないですね。

ちなみに、ダンゴムシにも色んな種類がいて、私達が一般的にダンゴムシとして触れているのは「オカダンゴムシ」と呼ばれる種類です。
このオカダンゴムシ。実はヨーロッパ原産とされていて、昔は日本にはいなかった生き物です。
外来種は嫌われるものが多い中で、これだけみんなに愛されているダンゴムシは凄いですね。

オカダンゴムシの写真
丸くなったオカダンゴムシ。

乾燥に弱い

ダンゴムシは乾燥に弱い生き物です。水分補給を怠ると、カサカサに干からびて死んでしまいますので注意しましょう。
野外では小雨のときや雨上がりの湿度の高い時に活発になり、昼間でも花に登って食事をしていたりしますよ!

夜行性

ダンゴムシは夜行性で、昼間は落ち葉の下や石の下に隠れていることが多いです。飼育した場合でも夜のほうが活発になり、昼間は隠れて姿を現さないかもしれません。

飼育に向いている種類は?

ダンゴムシは飼育する種類によって準備するものが変わってきます。
樹上性のダンゴムシや、浜辺などで見られるダンゴムシは住んでいる環境が違うからです。
ここでは、一番見かける機会が多い「オカダンゴムシ」という種類の飼育の仕方を紹介しています。

実は日本でも愛好家も多く、海外のダンゴムシを飼育している人もいます。
ゼブラダンゴムシや透明な体を持つダンゴムシなど色んな種類がいます。

飼育で準備するもの(飼育ケースや床材)

まずは準備するものから!

  • 飼育ケース
  • 床材(土・腐葉土など)
  • 落ち葉
  • 隠れ家
  • 餌皿
  • 霧吹き(水)

たったこれだけで飼育する準備は整います!準備するものは簡単に手に入るものばかりですが、選び方のコツなども順番に紹介していきます。

飼育ケース

色んなケースで飼うことが可能です。

  • 昆虫の飼育ケース
  • 惣菜などを小分けにするプラケース(プリンカップ)
  • 空き瓶
  • 空き缶
  • タッパー

壁などを登っているところを見ることもあるダンゴムシですが、プラスチックやガラスの壁を登ることはありません。
ですからフタが無くても飼育可能だったりします。
注意するのはフタがないと乾燥が早く進むことです。ダンゴムシは乾燥に弱いのでフタはあったほうが飼育はしやすいと思います。
かと言って完全に密閉するのは湿度があがりすぎるのでよくありません。プラケースやタッパーを使う場合は空気穴を開けてあげましょう。

飼育ケースの写真
よく見る飼育ケース
トゲナナフシの飼育ケースの写真
小さなプラケース(中には違う生き物が入っています)

床材(土・腐葉土など)

床材として土を入れてあげましょう!ダンゴムシの隠れ場所にもなりますし、湿度を保つのにも必要です。

ダンゴムシを見つけた場所の土でも良いですが、公園などでは勝手に掘ったりしたらダメですよね。
100均などでも売られている「腐葉土」が最適です。ダンゴムシの住処になるだけでなく、そのままダンゴムシの食事にもなります。

土(腐葉土)のパッケージ画像
土(腐葉土)

土のレベルアップ!!

さらにダンゴムシの住みやすい床材にしたい場合には色んな方法があります。
ポイントはざっくりした床材に仕上げることです。
腐葉土はそういった点でもざっくり感があってダンゴムシが潜ったりするのにもよいのです。
細い目の土などでは底の方などが固く詰まって通気も悪くなってしまうんですね。

まぜるのに良いものとしては、落ち葉、ヤシ殻、炭などがあるようです。

・落ち葉は、腐葉土にも含まれていますが、土のざっくり感をあげるためにさらに土に混ぜ込みます。
・ヤシ殻は腐りにくいので長く利用できることと、ダンゴムシの活動面積を維持するのにもよいそうです。
・炭はある程度砕いたものを土に混ぜ、大きめのものを土の上に隠れ場所としての利用もできます。消臭効果も期待できます。

落ち葉

一番使いたいのは土の表面にかぶせることです。土の乾燥を防いでくれます
さらには、ダンゴムシの隠れ場所にもなりつつ、エサにもなるのでとても有効です。

エサにもなってしまうので、長く飼育していると減ってくる可能性もあります。定期的に補充してあげましょう。

隠れ家

隠れ家になるものを表面においておくと、ダンゴムシの住処にもなりますし、落ち葉と合わせて湿度維持の役にも立ちます。
コルクやアベマクヌギなどは腐りにくくて使いやすいそうです。
他にも木の皮や枝、ゴツゴツした石なども使えますね。石は重いので木の皮などが最適かと思います。
今は100均でも昆虫飼育用で木の皮や落ち葉も売られています。

餌皿

エサは小さなお皿に入れておくと片付けも簡単です。
ダンゴムシは雑食性で色んなものを食べます。落ち葉などを食べると言っても、他にも色んなものをあげたほうが喜びます!

しかし、そのまま入れてしまうと片付けるのが大変です。餌皿として小さな小皿に餌を入れてあげると片付けも簡単です。

飼ってきても良いですが、身近なものだとペットボトルのキャップなども利用できますよ!

ダンゴムシの飼育 きのこを入れたペットボトルのフタの画像
ペットボトルのフタにきのこを入れてセッティング。
さて、食べに来てくれるでしょうか?
これなら片付けも簡単ですね。
飼育 ミニカップ
マヨネーズとかを入れるミニカップも使えます。
飼育 ミニカップ
フタのところが返しになっているのでちょっとカットして使ってみます。

霧吹き(水)

定期的に湿度を維持するのに霧吹きをしてあげるのは大切です。
落ち葉の下の土が乾燥していないかも確認しましょう!
土はしっかりと湿っているけど、ケースの内側に水滴がつかないくらいが良い感じです。

ダンゴムシの餌(エサ)

雑食性のダンゴムシは様々なものを食べます。植物性のものから動物性のものまで色々与えて好みを調べてみるのも面白いと思います。
代表的なエサを紹介します!

植物性の餌(エサ)

  • 落ち葉
  • ニンジン
  • ナス
  • キノコ
  • キュウリ
  • レタス
  • ゴマ
  • トウモロコシ

落ち葉が基本で、少し土に帰るのに分解が進んでいるようなものを好んで食べます。
柔らかくて湿ったものですね。そうでないものも環境を整えてケースに入れておくと分解が進んでいくと思います。
落ち葉の種類によっても好き嫌いがあるようなので、色んな落ち葉を拾ってくると良いでしょう。

他の野菜類も色々と食べます。定番なのはニンジンで、キュウリなどのくいつきもよいようです。
ゴマなんかはカルシウムも含まれているので、発育に良いかもしれません。

水分の多いものを長く放っておくとカビなどの原因にもなりますので、食いつきが悪くなったら取り替えてあげましょう。

動物性の餌(エサ)

  • にぼし
  • かつおぶし
  • チーズ
  • エビ

雑食なので動物性の餌も食べます。
にぼしや鰹節などが定番ですが、チーズなんかは食いつきがとても良いようです。
他にも火の通ったエビや貝類や魚類の肉なども食べるので、食事から少し残った部分を与えてあげると喜ぶかもしれませんね。

しかし、動物性の餌は痛みやすいものもあるので注意が必要です。

その他の餌(エサ)

  • 金魚や鯉の餌
  • カットルボーン
  • 乳酸カルシウムのサプリメント

魚の餌は色んなものが混ぜられてできていますが、一緒にミネラルなども配合されていますのでとても栄養価が高い餌になります。臭いがあるのが欠点なので、たまにあげるとよいでしょう。

カットルボーンは初めて聞いて調べたのですが、イカの甲を乾燥させたもののようです。適度な硬さとカルシウムなどのミネラル補給に鳥の飼育などでも使われているようです。ダンゴムシにもカルシウムの補給にも使え、腐らないので入れっぱなしにできるのはありがたいです。

サプリメントはダンゴムシの子供の成長なども促進してくれるようです。マルベリーカルシウムや乳酸カルシウムを含んだサプリメントの食いつきが良いそうです。

実際に飼育セットを組んでみよう!

実際にダンゴムシを探して、飼育ケースにダンゴムシハウスを作ってみました!

ダンゴムシを探してくる

まずはダンゴムシさんをお迎えするのに、近所の公園へ行ってきました!
数年前に来た台風の影響で倒れた木がありました。その撤去作業の時に散らかった木の皮などがちらほらと落ちています。それをひっくり返していくと・・・ダンゴムシを見つけました!

木の皮の裏にダンゴムシ

ダンゴムシの飼育
落ちていた木の皮をめくってみたらダンゴムシが何匹もいました。
光を嫌がるので、もたもたしてるとびっくりして逃げていきます。

飼育ケースに土を作る

腐葉土を100均で買ってきました!ヤシ殻もあれば入れてみたかったのですが、売っていませんでした。
今回は大きめの石ころで、保水性も高い赤玉土を腐葉土に混ぜて試してみようと思います。
入れる量はケースの半分は行かないくらいです。土の量は多いほうがケース内の環境の変化の幅を抑えることができ、乾燥もしにくいのでおすすめです。

簡単に飼育したかったら、腐葉土や植物の質もまざっているような野菜の土などだけでも飼育できます。

水分が少ないと感じたので、全体的にしっとりするくらいまで加水しながら混ぜました。

腐葉土をセット

ダンゴムシの飼育ケースに土を入れた画像
腐葉土に赤玉土を少し混ぜました。水分も足して、しっとりした土の完成です!
後は時間が経てばダンゴムシの気に入る場所や湿度などがわかってくると思うので、一旦こんな感じで進めていきます。

落ち葉をセッティング

ダンゴムシを探しに行った時に一緒に落ち葉を拾ってきました!
松ぼっくりは可愛かったのと、ダンゴムシの遊び場にも良いと思って拾ってきましたが、一度も登っているところは見ていません(笑)

可愛らしいお家にしたかったので、色づきの良い落ち葉を集めてきました。カエデなんかも混じってます。
ダンゴムシが食べるには美味しくなさそうな落ち葉なんですが、他にご飯をあげるから許してもらおうと思います。

ダンゴムシの好みとしてはもう少し分解が進んだような柔らかい落ち葉です。色々試してみましょう!

適当なサイズの木の皮も落ちていたので拾ってきました。

松ぼっくりの意外な効果
松ぼっくりは可愛かったからケースの中に入れていたのですが、意外な利用方法があることに気が付きました。
それは乾燥チェックの機能を果たしてくれるのです。
松ぼっくりは乾燥すると開いていく性質があります。なので、開きすぎているときは乾燥している可能性が高いです。

落ち葉、松ぼっくり、木の皮(隠れ場所)

ダンゴムシの飼育ケースに落ち葉を詰めた画像
ダンゴムシの飼育ケースに落ち葉、松ぼっくりやカエデの葉も。木の皮も拾ってきて入れました。

ダンゴムシさん投入!!

さっそくダンゴムシを新しいお家に投入します。

みんなお気に入りの場所を探してあっというまに落ち葉の下などに潜っていってしまいました。
今回は大きめのダンゴムシが4匹、小さいの2匹、その中間くらいの1匹の合計7匹入れています。

ダンゴムシの写真
大きめダンゴムシ
ダンゴムシの写真
落ち葉を歩くダンゴムシ
ダンゴムシの写真
小さめダンゴムシ。どこにいるかわかりますか?
ちょっと色の違うダンゴムシカラーです。

ダンゴムシハウスの完成

いったん完成です!
空気の流れも必要ですが、少し乾燥しやすい時には新聞紙などを挟む方法があります。
ラップなどと違い、適度に湿気を逃しながら空気も遮断しないのです。新聞紙だと見た目が可愛くないので、キッチンペーパーで代用しています。

マメに乾燥のチェックなどしてあげていたらいらないと思います。
こういったケースはダンゴムシは登れないので、フタすらいらないと言えばいりませんが、フタがないと乾燥は早く進みます。

ダンゴムシの飼育ケースの画像
フタをしたダンゴムシハウス
ダンゴムシの飼育ケースの画像
湿度維持のためにキッチンペーパーをはさむ。

ダンゴムシの赤ちゃんが生まれました!

飼育セット組んでから順調に育っています。
うまくいくとダンゴムシの赤ちゃんが生まれてきます。

ダンゴムシの飼育の写真
白く透き通ったダンゴムシの赤ちゃんがいます。気がついたらちっちゃいのが飼育ケースの中で動き回っていることでしょう。
ダンゴムシの飼育の写真
ダンゴムシの子供は小さいときから丸くなることができます。小さいながらに丸まろうとしているのが可愛いですね!

ダンゴムシ飼育の注意点 ダニやカビの対策

ダニの対策

自然界の中にはダニもたくさんいます。
外で土をとってきたときなどは、ダンゴムシ以外にダニが混じっていることがあります。

人に寄生するイメージがあるかと思いますが、それらはマダニ類やイエダニ類の一部の種類です。
腐葉土などの土の中にいるダニは、自然界の中ではダンゴムシと同じように落ち葉などを分解してくれる役割を持っているものもいます。

かといって、ダニがあまりたくさん増えるのは飼育する上で見た目もよくないですし、家族から怒られることもありますのでなんとか対策したいところですね。しかし、土を利用して飼育をする場合はちょっと避けられない問題です。
できることと言えば、外から土をとってくるのではなくお店で売られている腐葉土などを買ってくる。(買ってきたから入ってないわけでもない。)
とか、定期的に土の入れ替えをしてあげることくらいです。

少しくらいのダニが居るのはダンゴムシにとっても良い環境が作れているということだとも思っていますが、あまり増えすぎるようなら思い切って土を取り替えてください。

カビの対策

湿度が必要なダンゴムシの飼育ですが、湿度が高すぎるとカビが発生することがあります。
しかし、湿度というよりも空気がこもることが問題になっていることが多いように思います。
飼育ケースは密閉していませんか?空気の流れも確保しておいてください。
そうすることでダンゴムシにとっても良い環境になっていると思います。

それから餌として与えたものをちゃんと取り替えてあげましょう。中に入れた餌を放っておくと腐ったりカビの原因になってしまいます。
落ち葉にカビが発生したときにはすぐに取り除いてしまいましょう。

ダンゴムシ飼育の注意点 水・湿度

ダンゴムシを死なせてしまう一番の原因は乾燥です。
ダンゴムシにとって水や湿度はとても重要で、乾燥にとても弱い生き物なのです。
床材が乾燥していないかの定期的なチェックや、霧吹きなどで湿らせてあげるなど気をつけてあげましょう。

注意としては、ダンゴムシに湿度の維持は大切ですが、溺れないように気をつけましょう。
水に浸かるような状態になると溺れて死んでしまいますので、適度に、マメにチェックすることが大切です。

まとめ

ダンゴムシは身近な昆虫で子供も興味を持ちやすい不思議な魅力があります。
生き物の観察を通して、大人から子どもたちまで、まずは自然に対する関心を持っていきたいですね!
飼育も簡単なのでぜひ!

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動をしながら次代の育成にも力を入れて活動しています!
詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。
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