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【昆虫採集】カブトムシを捕まえるコツ!服装と装備の注意点!

カブトムシの採り方バナー

昆虫採集の中でもカブトムシはとても人気です!
そんなカブトムシを採りに行ったことありますか?なかなか見つけられなくてがっかりしたこともあるのではないでしょうか?
カブトムシのことを知ると、カブトムシがどんな場所でどんな時間帯に活動しているのかがわかるので採り方が上手になります。
自然の中でカブトムシを始めとした昆虫達と触れ合うきっかけにしてもらえたら嬉しいですね。

著者紹介

村松佳優の写真
村松の撮影風景

はじめまして。昆虫写真家でWebサイト「ムシミル」の管理人の村松です。
ムシミルは昆虫の写真を通して自然に関心を持つ人がたくさん増えるようにと運営しています。写真を使って昆虫の紹介をしたり、昆虫の「面白い!」に関心を持つ人が増えてほしいと思っているので、飼育などの記事も書いています。

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カブトムシのいる環境は都会の中とはまた違った環境です。
服装や持っていったほうが良いものなども紹介します。

「カブトムシ特集!カブトムシの仲間(コガネムシ科)まとめ 兜虫図鑑」はこちら

カブトムシの基本的な知識

大きさと特徴

カブトムシはコウチュウ目の中でオスのツノを入れたら日本で最大の昆虫です。
ツノを抜いたサイズでも大きいものだと5cmを超えてきます。

オスのツノが一番の特徴で、ツノを相手の体の下に潜り込ませて投げ飛ばす闘い方をすることが知られています。

生態や生活

幼虫は腐葉土などを食べながら土の中で過ごします。3回ほどの脱皮を繰り返し冬を乗り切ったら、夏前に土の中で蛹になります。オスでは蛹の状態でも立派なツノがあります。3週間から1ヶ月ほどで羽化をすると、メスを探して交尾をします。交尾をしたメスは腐葉土などの美味しそうな土の中に30個ほどの卵を産みます。卵は10日~2週間ほどで孵化(ふか)して幼虫になります。

エサ

幼虫の次代は腐葉土などの土を食べていますが、成虫になると樹液を食べるようになります。他に果実なども好みますが、果実にやってきてるのを見かけることはほとんどありません。

飼育の場合では、市販されていて栄養価も高い昆虫ゼリーをよく食べます。

似たような種類

亜種としてオキナワカブトやクメジマカブトが知られています。

同じカブトムシの仲間では南西諸島でタイワンカブトなどが見られますが、地域が限定されています。

ツノのある昆虫でダイコクコガネなどもカブトムシに似ていますが、動物のフンなどに集まるフンチュウの仲間でカブトムシではありません。

カブトムシを捕まえるコツは?

カブトムシの分布は?

本州から南西諸島に生息する昆虫でしたが、最近では北海道でも人為的に移入したと見られるカブトムシが見られます。

北海道にも定着したようですが、カブトムシが生息できるくらいに暖かくなった温暖化の影響なども心配されますね。

見つかる場所は?

どんなところにカブトムシがやってくるのかを知っていることが大切です。

樹液にやってくる

カブトムシの成虫は樹液を食べます。ですから樹液の出る木を探すのが見つけるのに重要です。
樹液が出ているのはコナラやクヌギなどが多いです。

そう、ドングリの木です!

事前にクヌギやコナラの葉っぱの形を覚えておくことも有効ですが、ドングリを探してみるのも良いですね。

外灯にやってくる

カブトムシは明かりに集まる習性も持っています。道路脇の外灯を見て回っていると、ふとカブトムシを見つけることがあります。田舎ですと、たまに玄関の明かりにやってきたという話も聞きますよ。

外灯を見て回るときのポイントがいくつかあります。
・オレンジ灯にはきません。
・月も出ていないような暗い日が良い。
・地面だけでなく、外灯近くの木なども見てみる

雑木林とは?

もともとは人の手で作られた人工林で、燃料用としてクヌギやコナラが植えられてきました。最近では人の手で管理されている里山などと等しく用いられることもあります。
樹液の出る木が植えられてきたことなどで、そこに集まる昆虫から、それらを狙う動物まで豊かな生態系が見られます。

カブトムシの採れる時期は?

カブトムシの成虫が活動を始めるのは6~8月くらいです。

一番のコツは探す時間帯!!

カブトムシは実は夜行性なのです。昼間に見られることもありますが、夜間や早朝に樹液にやって来ることが多いのです。

キャンプなどでも、昼間のうちにクヌギやコナラなどの樹液の出る木を探しておいて、夜間や早朝に見て回るのがおすすめです!

採集のマナー

  • 私有地に勝手に入らない
  • ゴミを捨てない
  • 危険な場所へは近づかない
  • 自然を荒らさない

カブトムシを採りに行くときの服装や装備

  • 長袖のシャツ
  • 長ズボン
  • 帽子
  • タオル
  • 動きやすいクツ
  • 軍手や手袋
  • リュック
  • 虫取り網
  • 虫かご
  • 懐中電灯
  • 虫除けスプレー
  • 虫刺され用のかゆみ止め
  • 飲み物

服装

夏場で暑いかもしれませんが、肌の露出をできるだけ少なく厚着をするのが基本になります。危険な動物などもいますし、葉っぱなどで手を切ることもあります。虫刺され対策でもあります。

長袖のシャツ

虫刺されの対策にもなりますし、枝などに引っ掛けてケガをするかもしれませんのでしっかりと長袖を着ていきましょう。スズメバチなどは黒い服のほうが寄ってくると言われていますので、白い服のほうがおすすめです。

※夜間に活動するスズメバチもいますので注意です。モンスズメバチ

長ズボン

シャツと同じ理由ですが、露出は減らしておくのが大切です。

帽子

昼間だと日光を遮る効果が期待できますが、夜間や早朝でも帽子をかぶっていくことをおすすめします。蜘蛛の巣などに引っかかることがあるからです。

タオル

汗を拭いたりもできますが、首元の露出を減らす目的が一番大きいです。

動きやすいクツ

運動靴などの動きやすいものが良いです。しかし、一番のおすすめは長靴です。ぬかるみにハマる可能性もありますし、ヘビなどの対策にもなります。

軍手や手袋

擦り傷の防止にもなりますし、これも虫刺され対策に役立ちます。カブトムシを見つけたときにも安心して捕まえることが可能です。意外にトゲトゲしていて、力も強いのでひっかかれたりすんですね。
手袋というのは、冬場に使うおしゃれ手袋ではなくて作業用の手袋です。丈夫なのでおすすめです。

リュック

いろんな荷物をまとめて入れておきましょう。
絆創膏や傷薬。飲み物などいれていきましょう。

装備や持ち物

昆虫を捕まえるための道具や、身を守るための道具を持っていきましょう。

虫取り網

高いところにいることもありますので持って行ったほうが捕獲率が上がります。最近では柄の部分が伸縮するタイプのものがお手頃な価格で販売もされているので、そういったものがおすすめです。

ちょっと探してみました!

値段もお手頃でアミのところがはずせるのが良い虫取り網。
3段階伸縮であるみせいのちょっとランクの上がった虫取り網。そんなに金額も高くないのに140cmまで伸びる。

虫かご

捕獲したカブトムシを入れるのに必要です。持って変えるために使うだけならどんなタイプでも構いません。捕獲した昆虫を傷つけたくない場合は小型のものを複数持っていって、ばらばらに入れられるようにしておくと良いでしょう。

懐中電灯

夜間や早朝には必須です。真っ暗だとなんにも見えませんし危険です。

虫除けスプレー

虫を採りに行くのに変な感じですが、対策をしっかりしておいたほうが良いです。服を着ていても刺されることがあります。服の上からもしっかりと吹きかけておきましょう。

虫刺され用のかゆみ止め

対策していても刺されることはあります。持っていったほうが良いでしょう。

飲み物

熱中症対策にも水分補給は重要です。

まとめ

カブトムシは樹液にやってくる!昼間のうちに樹液の出ている木を探して、夜行性のカブトムシを早朝などに探しに行きましょう!準備をしっかりすることと、安全に気をつけてマナーを守ることも忘れずに!

ワクワクむしむし楽しんでいきましょう!

見つけたらぜひ飼育にもチャレンジしてみてください。

カブトムシ特集の記事はこちら!

カブトムシの仲間(コガネムシ科)まとめ 兜虫図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。
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