毎月昆虫に出会える!「月刊ムシミル」

19号「月刊ムシミル」昆虫クイズの解説

昆虫をテーマにしたクイズ!

月刊ムシミルでは昆虫を題材にしたクイズ、「ムシミルクイズ」を毎月掲載しています。
第19号でも、色んな昆虫からクイズを出題しています!

こちらは、クイズの内容をもっと詳しく解説したページになります。

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さぁ、全問正解できたかな?

Q1.ヒメアカタテハの脚は4本?なんでかな?

ムシミルクイズ19号01画像

Q1.答え 「B

答えは「B」!取れちゃったわけではありません。
実は、タテハチョウの仲間は前脚を感覚器官として発達させているものが多いんです。

前脚が無いのではなくて、体にぴったりとくっつけているだけなんですね。
産卵の時などに、食草を確認する時には前脚を出して確認している姿などが見られます。

ヒメアカタテハの写真
4本脚に見える。
ヒメアカタテハの飼育の写真
重なっていますが、前方の開いた脚の奥に体にピッタリとくっつけた前脚が隠れています。

よく見かけるタテハチョウの仲間だと、ツマグロヒョウモンやヒメウラナミジャノメも前脚を体にくっつけて脚が4本のように見えますよ。

Q2.ナミテントウの幼虫はどっちかな?

ムシミルクイズ19号02画像

Q2. 答え「A

答えは「A」の幼虫です。

今回は他のページでもナミテントウの幼虫を紹介しているので、見比べたらすぐにわかると思います。
しかし、外で見つけると意外にわからないものです。

環境によっても、大体どんな種類の幼虫が見られるのかの目安にもなりますが、この2種類は模様で見分けてしまいましょう!

背中にある黄色い模様が繋がっているのがナミテントウで、離れているのがナナホシテントウです。

Q3.ナミテントウはどっちかな?

ムシミルクイズ19号03画像

Q3. 答え「B

ナミテントウもダンダラテントウも模様の変化が大きな昆虫です。
いろんな模様のテントウムシが見つかるのは面白いですね!

いくつか見分け方がありますし、慣れると模様のタイプでなんとなくわかるようになってきますが、見分けるポイントは押さえておきたいですね。

確実に見分けるポイントとして、今回注目したいのが触角です。

顔だけ見比べてもそっくりさんですが、よく見れば触角に特徴が現れています。

ダンダラテントウの触角は先が尖ったように細っているのですが、ナミテントウの方は先が少し太く感じられる断裁状(だんさいじょう)の形をしています。

ダンダラテントウの写真
ダンダラテントウの触角は先がほっそり。
ナミテントウの写真
ナミテントウの触角は先が断裁状。

こんなところで見分けることもできるんですね!
触角の先とか、小さくて見づらいですしこのクイズの難易度も★5つにしています。

確認するときは一度写真に撮ってから拡大して見てみるとわかりやすいのでは無いかと思います。

さぁ、今回は何問正解できたかな??


今月のクイズはこれでおしまい!
ちょっとでも楽しみながら昆虫のことを知ってもらえると嬉しいですね。
また、外で見かけた時には色んな昆虫を観察してみてください!

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綺麗な写真をたくさん使って紹介していますので、他の昆虫も是非ご覧になってください。
これからもムシミルをよろしくお願いします!

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。
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