毎月昆虫に出会える!「月刊ムシミル」

26号「月刊ムシミル」昆虫クイズの解説

昆虫をテーマにしたクイズ!

月刊ムシミルでは昆虫を題材にしたクイズ、「ムシミルクイズ」を毎月掲載しています。
第26号でも昆虫に関するクイズを出題しています!

こちらは、クイズの内容をもっと詳しく解説したページになります。

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さぁ、全問正解できたかな?

Q1.不完全変態はどの昆虫?

ムシミルクイズ26号Q1画像

Q1.解答 「B.C

答えはAのシオカラトンボと、Cのクマゼミです。

どの昆虫も、イメージでは幼虫と成虫の姿が大きく変わっていきます。

昆虫の仲間は、卵から孵化(ふか)してから、脱皮を繰り返して大きく成長していきます。
その過程が、基本的な姿が大きく変わらずに成長していくのが「不完全変態」。
幼虫から、サナギの段階を通って大きく姿を変えるのが「完全変態」です。

トンボの仲間は、幼虫時代はヤゴとして水中で過ごします。
羽化することで羽を持ち、生活圏が空中へと大きく変わります。
しかし、ヤゴをよく見てみると顔なども成虫に似ている印象です。
サナギにもならないですし「不完全変態」の昆虫なんですね。

チョウの仲間は幼虫時代をイモムシとして過ごします。
サナギになって成虫になった姿は、同じ種類の昆虫が大人になった姿とは思えないほどに変化がありますね。
完全変態です。

セミの仲間はどうでしょう?
幼虫時代は土の中で過ごし、普段見かけることも少ないです。
好きな人だと、夏前から羽化の様子を観察するのが楽しみに人もいると思います。
そんな時に顔とかじっくり見てみると、成虫ととても似た顔をしています。
サナギにもならないですし「不完全変態」の昆虫です。

カブトムシの幼虫も、セミの幼虫と同じく土の中で過ごします。
セミの幼虫と違うのは、カブトムシの幼虫は土の中でサナギになって成虫へと変化するところです。
完全変態の昆虫です。

昆虫も種類によって変態の形式が違います。
多様性の面白さの一つですね!

Q2.キリギリスはなに食べる?

ムシミルクイズ26号Q2画像

Q2.解答 「D

特集でも雑食だと書いているので、何でも食べるといえば食べちゃうので答えはDなのですが、やっぱり好き嫌いもあります。

タマネギなどは、キリギリスの好物として紹介されることも多いエサの一つです。
ニンジンを食べるイメージは少ないかもしれませんが、割と好んで食べてくれます。
動物性のタンパク質も重要で、ニボシにもがっつりと食いつきます。
同じケースに他の昆虫も入れていたら、弱ったやつが羽だけ残していなくなっていたり・・・
みたいなこともありますね。

葉っぱだとイネ科の植物は人気がなかったですが、クズの葉っぱなどは好きみたい。
捕まえて観察するときには、どんなものを好むのかを見るのも楽しいですね。

さぁ、今回は何問正解できたかな??


今月のクイズはこれでおしまい!
ちょっとでも楽しみながら昆虫のことを知ってもらえると嬉しいですね。
また、外で見かけた時には色んな昆虫を観察してみてください!

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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