アワダチソウグンバイ

  • ブックマーク
アワダチソウグンバイ

概要

写真ギャラリー

頭の上の膨らんだ部分を「帽状部」と呼ぶ(大坂)

葉っぱの葉脈を見ると小さいのがわかる(大坂)

お腹の方は黒色だ(大坂)

胸から広がった部分にはトゲがたくさんついている(大坂)

とても複雑なデザインをしている昆虫だ(大坂)

羽は透けていてる(大坂)

軍配を連想させる形が面白い(大坂)

アワダチソウグンバイとの思い出コラム

グンバイの仲間は、その軍配のような形は面白いけれど、小さくてよくわからないのでそこまで興味の強い虫ではなかった。しかし、たまたま見つけたグンバイをグーンとアップで見てみたいと思った。ファインダーをのぞいてみたら、なんじゃこりゃーってくらい面白い形をしている!!
膨らんだ頭の上の飾り(?)に、透き通った羽の周りにはトゲトゲがたくさんついている。軍配のような形そしている小さな虫ってイメージしかなかったのに、想像以上に面白いデザインをしていてびっくりした。まだまだ知らない世界がたくさんあると思って驚かせてくれた昆虫だった。

アワダチソウグンバイってどんな虫?

軍配(グンバイ)って何?

軍配というのは軍配団扇(ぐんばいうちわ)のことで、昔に武将が指揮に使ったり、今では相撲の行司がが勝負の判定をするのに使っている道具のことです。
相撲中継とか見てもらったら「のこった!のこった!」って言いながら行司さんが手に持っているので見てみてください。
その形に似ている虫が「グンバイムシ」と名づけられているんですね

名前の由来

アワダチソウグンバイは漢字にすると「泡立草軍配」と書きます。
アワダチソウについて汁を吸うので、よく見られる植物から名前が付けられています。

頭の膨らみは「帽状部」

グンバイムシの特徴の一つに「帽状部(ぼうじょうぶ)」という部位があるのですが、グンバイムシの仲間の中でもアワダチソウグンバイの帽状部は大きいほうです!
小さい昆虫なので、上から見た状態でグンバイの形をしているのはよく見ていたんですが、横や正面から見たらこんなに特徴的な形態をしているのかとびっくりしてしまいました。

レースのような美しさ

小さいのでわかりにくいが、拡大してみてみればその羽は透き通ってまるでレースのようだ。羽の周りには細かなトゲもついている。全体的に褐色の斑紋が特徴になるのだが、色の薄い個体もいるようだ。他の形態的な特徴からアワダチソウグンバイとしましたが、最初はただの白いグンバイムシだと思っていました。

プラタナスグンバイとの違い

似たような形のグンバイムシには「プラタナスグンバイ」がいる。羽の周りにトゲトゲもついているので形態的には似ている。
しかし、プラタナスグンバイは羽の中央付近に二つの褐色紋が明瞭なのと、頭の上の帽状部がアワダチソウグンバイと比べると小さい。

アワダチソウグンバイの食べ物(エサ)は?

名前の由来にもなりますが「セイタカアワダチソウ」という植物の汁を吸います。他にも「アレチノギク」や「ヒマワリ」などのキク科植物。ナスやサツマイモ、ゴボウなどにつくことも知られています。

害虫の一面も

栽培されているものや、農作物の汁を吸って弱らせてしまうので害虫として嫌われてしまいます。

北米が原産の外来種

北米を原産とし、日本では2000年に兵庫県で確認されたのが初記録になります。

分布と生息域

もともと海外から入ってきたとされる昆虫なので日本以外にも広く生息します。今は日本でも本州、四国、九州と生息域を広げて見られるようになっています。

カメムシは種類も豊富で面白いので他にも良かったら見ていって下さい!

  • ブックマーク

この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

宝石のように輝く小さな命を写し止める昆虫写真家。
昆虫の魅力を伝えることで、その未来を輝かせることをテーマにしている。
カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動をしながら次代の育成にも力を入れている。

昆虫グッズ販売

昆虫オリジナルグッズ

オリジナルの昆虫グッズを制作販売しています。
minneやCreemaで販売中です!

昆虫写真記-はじめての台湾

2019年2月に台湾に昆虫写真を取りに行きました。その時の旅行や昆虫レポートをまとめました。