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ナシグンバイってどんな虫?
グンバイムシ科の昆虫で、植物の葉っぱの裏なんかで見つかる小さな虫です。
小さいのでわかりにくいのですが、大きく拡大してみるととても面白い形をしています。
種類によってもその形は様々ですが、ナシグンバイも少し下から見たところなんかは、上から見た印象とかなり違うので驚くと思います。
葉っぱについている時の印象はこんな感じです
角度を下げてナシグンバイを見上げてみるとこんなに印象が変わります。
グンバイムシ科
カメムシ目の仲間で、日本では70種ほどが知られているグループです。
小さな昆虫ですが、羽などはレースのような細かく分かれた構造を持っていて特徴的です。
「グンバイ」とは、相撲の行事がもっている軍配のことで、その形が似ているところからきています。
ナシグンバイの特徴
ツツジグンバイとの違い
ツツジグンバイよりも全体的に幅が広いですし、とくに胸の部分に広がっているところはナシグンバイのほうがかなり広いので全体のバランスが全然違います。
ややこしいのは「X」に見える模様なのですが、それもナシグンバイのほうが模様が濃いことが多いです。
ナシグンバイの生態
春先から、サクラの葉っぱの裏などでよく見かけます。
9月ごろに落葉が始まると、成虫は越冬態勢に入るものが多いです。
ナシグンバイの分布や生息地
本州から九州まで見られる昆虫です。
サクラを始めとしたバラ科の植物でよく見られるので、葉っぱの裏などをよく観察していると見つかります。