ミナミアオカメムシ

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ミナミアオカメムシの写真

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赤、白、黒の模様が独特なデザインの幼虫(大阪)

幼虫のときのほうが派手(大阪)

地味だと思っていた昆虫の思いがけない美しい一面を捉えることができた(大阪)

黄色い帯を持った個体もたまにいます(大阪)

カッコいい模様です

冬になって茶色くなった黄色い帯の個体

成虫は緑一色の地味な印象(大阪)

冬になると茶色く変化します

葉っぱで見つけたミナミアオカメムシ(大阪)

触角は少し淡い色

カメムシ科まとめ 亀虫図鑑

ミナミアオカメムシってどんな虫?

あちこちで見かける緑色のカメムシです。
緑色のカメムシを見つけたと言われたらこのカメムシの可能性が高いですが、他にも似た種類でアオクサカメムシやツヤアオカメムシなんかも見られます。

カメムシ科

昆虫の分類にカメムシ目があります。その中に含まれる「カメムシ科」の昆虫のことでミナミアオカメムシはその一種になります。たくさんの種類がおり、アオクサカメムシやアカスジカメムシなどが知られています。

ミナミアオカメムシの特徴

成虫は緑一色のイメージで、派手さは感じない地味なカメムシです。地味なので他との区別もしにくいくらいです。

ミナミアオカメムシの成虫

ミナミアオカメムシの写真
ミナミアオカメムシの成虫。

黄色帯のある個体

ミナミアオカメムシには黄色帯のある個体が見つかることがあります。
緑単色の個体と比べてインパクトがあります。

ミナミアオカメムシの写真
黄色帯の顔アップ。
ミナミアオカメムシの写真
黄色帯以外は他と変わらない印象。
ミナミアオカメムシの写真
冬になって寒くなると茶色に変化します。

幼虫がすごい模様

幼虫は緑色のベースに、白、黒、赤の模様があってとても派手な模様をしています。
アオクサカメムシなども同様なのですがギャップに驚きます。

ミナミアオカメムシの写真
成虫になると緑一色なのに、幼虫の時にはこんなに派手な模様をしています。

アオクサカメムシとの違い

アオクサカメムシは形態も生態もミナミアオカメムシと酷似しています。次のようないくつかの特徴を見て判断します。

アオクサカメムシは肩の出っ張りが強く、触角は黒色のまだら模様。
ミナミアオカメムシは肩の出っ張りが弱く、触角は茶色のまだら模様。

ミナミアオカメムシは頭と胸に黄色い帯の模様が入るものもいます。

ミナミアオカメムシの写真
成虫になると地味な印象で見分けるポイントがそんなに多くありません。ミナミアオカメムシは触角の部分が少し淡いですね。

生態や成長

作物の害虫

あちこちで見られるカメムシというのは畑でも同様で、トマトやダイズなどの汁をすって農家さんを困らせたりもしています。イネ科の植物の汁なども吸い、実の部分を吸われたお米などは斑点米などになってしまい質が下がってしまいます。その原因になるとのことで嫌われています。過去の例では1950年頃に田んぼで大発生してかなりの問題になったようです。

カメムシは音でコミュニケーションをとっている?

カメムシは臭いの他に音を用いたコミュニケーションを使っていると言われています。ある研究では求愛などの交信には30~240Hzの植物体の振動を利用していることがわかったそうです。

成虫で越冬する

ミナミアオカメムシは成虫で越冬しますが、冬になると体の色を茶色に変化させます。
冬前に見つけた緑色の個体を家で観察していると、少しずつ体色が変化していくのが興味深かったです。

ミナミアオカメムシの写真
茶色に変化している途中。
ミナミアオカメムシの写真
全体に茶色いけど、緑色も混じっている個体。
ミナミアオカメムシの写真
黄色帯のある個体の冬バージョン。

分布や生息環境

南西諸島から、本州では南関東まで分布を広げて見ることができます。
同所的に見られるアオクサカメムシは減少傾向にあるようです。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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