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クワキヨコバイってどんな虫?
公園などで草むらに入っていくと、ぴょんぴょんと跳ねるようにたくさん飛んでいる昆虫です。単純に飛び立っているのではなく、本当に最初はジャンプをしてから羽を広げて飛び立っているようです。逃げる時に、瞬間移動したかのように目の前から消えてしまってびっくりします。
透き通った美しい色
ミントブルーの美しい体色をしています。羽のところも透けていて、まるで羽化したてのような美しいヨコバイです。頭部などに模様がはっきり出ていますが、知らなかったときには羽化したてヨコバイと思っていて、しばらくすると色がついてくると思っていました。
体色には変化がある?
黄緑がかったものや黄色みのあるものなども見られます。色の違う個体でつながっている様子なども見られるので同じ種類なのですね。
色の違うクワキヨコバイ
名前の由来
桑(クワ)についてるのがよく見られる昆虫だからつけられたのでしょうね。クワキの「キ」は黄色からきているようなので、体の色から名付けられたのかもしれません。ちょっと正確にはわからなかったです。
ヨコバイというのは、近づいたりすると横歩きで葉っぱの後ろや茎の後ろに回ったりするところからきてます。
食べ物、餌(エサ)は?
クワやキク科などの植物の汁を吸っています。観察していると、汁を吸いながら水滴のようなおしっこをしているのが観察できます。植物の汁を吸って出しているのですが、お尻に水滴をつけているような場面を見かけることがありとても可愛いです。
オオヨコバイとの違い
クワキヨコバイの特徴の一つが頭の先にある3つの紋です。個体によっては真ん中に1個だけの黒点になるものもみつかるみたいです。どちらにしても、顔の真ん中に1個の点があればクワキヨコバイですが、オオヨコバイには顔の真ん中に2個の点がみられます。オオヨコバイは成熟すると透明感はなくなり、不透明な黄緑色をしているので合わせて確認すると良いと思います。
クワキヨコバイは分類が複雑
ちょっと難しいのですが、クワキヨコバイとされていたものが細かく分類されているようです。ここではクワキヨコバイとしておきます。
生息地と分布
全国的に見られるヨコバイ科の昆虫で、見た目が近くても多様な種類が存在しているようです。食草があるようなところなら割と色んなところで見ることができます。近所の公園などでも見ることができますよ。