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コブスジツノゴミムシダマシってどんな虫?
山地のキノコで見つかるゴミムシダマシの仲間です。
オスは胸部に二本のツノを持ち、その先にはオレンジ色の毛が生えているのが特徴的です。
1cmないくらいの甲虫ですが、ゴツゴツした鎧のようなボディとツノは、特に正面から見た姿などが恐竜のトリケラトプスのようだと言われることもあります。
ゴミムシダマシ科
昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫(コウチュウ)目があります。コブスジツノゴミムシダマシはその中の「ゴミムシダマシ科」の一種です。この仲間にはユミアシゴミムシダマシやキマワリなどの昆虫が含まれています。
コブスジツノゴミムシダマシの特徴
オスは胸部に二本のツノがあるのが特徴です。
似た種類もいますが、ツノの生える場所や、太さ湾曲具合などで特徴が違っています。
体全体がゴツゴツしていて、上から見ると輪郭がギザギザになっています。
キノコのクズや、オレンジ色のダニが付いていてかなり明るく見えるものもいます。
メスはツノがありませんが、少し膨らんでコブ状になっています。
オス♂
メス♀
生態
食べ物や餌(エサ)
ツリガネタケやサルノコシカケなどのキノコ類で見つかります。
幼虫もキノコの内部で育ちます。
成長
幼虫
ゴミムシダマシらしい幼虫。(キマワリの幼虫とかを小さくした感じ)
羽化
キノコの中でサナギになって、そこで羽化して成虫になります。
成虫
オスには二本のツノがあり、全体にゴツゴツした感じのゴミムシダマシです。
オス♂
メス♀
分布や生息環境
北海道から南西諸島まで全国的に見ることができます。
自然度が少し高めの森林のキノコ類などで見かける昆虫です。