写真ギャラリー
タテスジヒメジンガサハムシってどんな虫?
金緑色
小さくもキラキラと輝いていてとても美しいカメノコハムシです。見る場所によって金色に輝いていたり、緑に輝いていたりするのですが、それは周りの景色に溶け込むためだと思われます。写真ではグリーンの輝きで葉っぱの裏によく馴染んでいます。少なくともシルエットがにじんでしまっているので、天敵から見ても昆虫の形には見えにくくなって簡単には見つからないでしょう。
葉っぱの裏にいるタテスジヒメジンガサハムシ
ハムシ科
昆虫の分類で甲虫(コウチュウ)目があります。ハムシ科はそのなかに含まれる甲虫の一群でタテスジヒメジンガサハムシはその一種になります。ハムシの中でもカメノコハムシの仲間は特徴的で、まるで亀の甲羅を背負ったような姿をしています。ハムシ科には他にアカガネサルハムシやクロウリハムシなどもいます。主に葉っぱについているのが見つかる昆虫なので「葉虫」と呼ばれてきました。同じ呼び方をしても「羽虫」とはちょっと違います。
生きているときだけの輝き
この輝きは生きているときだけのものです。死んでしまうと、輝き無くなり色彩は失われてしまいます。なぜなら、この輝きを出すための構造には水分が必要になっているからなのだそうです。ですから、死んでしまうと乾燥して水分が失われるので、この輝きも消えてしまいます。色彩の出し方ひとつとっても昆虫には色々あるようでおもしろいですね!
成虫で越冬
成虫で越冬するようです。
幼虫はお尻になんかつけてる
幼虫は脱皮した殻をお尻につけて身を守って(?)います。脱いだらお尻につけて、脱いだらお尻につけて、で増やしていくので成長するごとにお尻につけてる飾りはどんどん大きくなっていきます。
ゴミを体にまとって身を隠す昆虫は他にもいますが、タテスジヒメジンガサハムシは脱皮した殻を大事に使っているのですね。