ハンミョウ(ナミハンミョウ)

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ハンミョウ(ナミハンミョウ)

概要

写真ギャラリー

とても美しい色の昆虫だ(大坂自宅)

大きなアゴで獲物を細かくする(大坂)

獲物を探しているのか(大坂)

ハンミョウの顔(大坂)

ハンミョウの顔その2(大坂)

赤青緑白(大坂)

鋭い大アゴ(大坂)

お尻を地面に突き立てて産卵する(大坂自宅)

ハンミョウの卵(大坂自宅)

凛々しい横顔だ(大坂)

ハンミョウってどんな昆虫?

名前や由来

ハンミョウって、聞き慣れてない人にしたら不思議な発音ですよね。漢字で書くと「斑猫」です。この字には「斑点があり、矛のように刺す虫」の意味があるそうです。肉食のネコ科の動物が獲物を捕える姿からきているのですね!
警戒心の強い昆虫で、近づくと数m先に飛んで逃げてしまいます。再度近づくと数m飛んで逃げるのを繰り返すので、その様子から「ミチオシエ(道教え)」や「ミチシルベ(道標)」とも呼ばれています。

オサムシ科

昆虫の分類で硬い羽を持つのが特徴の甲虫目があります。その中にオサムシ科がありハンミョウの仲間はその中に含まれます(ハンミョウ科とされていることもあります)。この仲間は地表性で地面を歩いたり走ったりしているものが多く、美しい姿をしているものもたくさん知られています。ハンミョウの仲間はその中でも特に俊敏に獲物を捕らえるハンターです。

ハンミョウを英語で「tiger beetle」

英語では「tiger beetle(タイガービートル)」と呼ばれます。かっこよいですね!!
漢字の由来に近いものがありますが、タイガーのように獲物を捕食する姿から呼ばれています。

日本でも最大級に美しい色の昆虫

日本では美しい昆虫の代表に「タマムシ」がいます。このハンミョウもタマムシと同じくらい美しい昆虫で、青赤緑の配色が輝き、白い斑点も入った複雑な模様で見とれてしまいます。

ハンミョウ(ナミハンミョウ)
ハンミョウ(ナミハンミョウ)

日本のキレイな昆虫代表「タマムシ」

生息地

ハンミョウは、本州から四国、九州、南西諸島まで見られる昆虫です。南西諸島に住むハンミョウは「オキナワハンミョウ」で亜種とする説もあります。
平地から低山の林道、裸地、河原などに生息しています。
幼虫は、砂地や粘土質の地面に縦穴を掘って生活をしているので、開発が進んで舗装された道路などの多い都会ではあまり見られなくなりました。
川や田んぼの近くで舗装されていない道があるような場所ではよく見られますので、ぜひ探してみて下さい!

食べ物

ハンミョウは鋭い大アゴを持った肉食の昆虫で、脚は細くスラッとしているのですが走る速度はかなり速いです。じっと止まっているところから、一瞬で消えてしまったと錯覚する程に速いです。その俊足と大アゴを使って、アリなどの小動物を捕えて食べるのですね!まさに陸上のハンターです!
捕まえた獲物は大アゴでざっくりと細かく砕いて、ヒゲのような部分で器用に口に運んで食べていきます。

ハンミョウ(ナミハンミョウ)
大きなアゴで獲物を砕く

ハンミョウの幼虫

幼虫は地中で生活します。土に縦穴を掘ってその中で生活するのですが、まるで穴のフタのようになった頭をのぞかせて獲物が近くを通るのを待っています。獲物が近づくと勢いよく飛び出して噛みつき、巣穴に引きずり込みます。幼虫の背中には、釣り針のようになった鉤爪がついていて、大きな獲物に飛びついても引きずり出されないような工夫もされています。
その習性を利用して、ニラの葉を近づけて幼虫を釣ってしまう遊びがあります。そこから「ニラムシ」の愛称でも親しまれています

ハンミョウのオスとメス

オスはメスを捕まえる時にも大アゴを使います。しっかりと捕まえてから産卵のための準備をするのですが、知らないと共食いのように見えるかもしれません。

ハンミョウの飼育(飼い方)

ハンミョウの飼育は難易度高めになります。昆虫などをエサとして準備しなければならないからです。生きた昆虫を定期的に確保できるか、コオロギなどを増やしておく必要があります。肉食の熱帯魚などの飼育をしている人は、生き餌として育てていたりします。

餌(エサ)

生きた昆虫が良いとは書きましたが、動かなかったとしても一度食いつけば食べてくれます。他にもソーセージやお刺身なども食べてくれます。
幼虫はソーセージなどを利用する場合は、巣穴の近くで小刻みに動かしてあげないと食いついてくれません。しかし、幼虫も敏感なので近づくと巣穴に引っ込んでしまいます。根気よく餌を上げる必要がありますね!

飼育ケース

ハンミョウはよく走ることもあるので、飼育ケースは大きめが良いのですが、餌を上げるときのことを考えた場合に大きすぎると難しくなってきます。そこまで考えたときには、普通のサイズ(中サイズ)を選んでおくと良いでしょう。
しっかりとフタのできるものでないといけません。ハンミョウは足が速いだけでなく飛んで逃げるので、ちょっとフタを上げるとその隙間から飛んで出ていってしまうことがあります。特に餌を上げるときには気をつけましょう。

ケースの下には砂を敷いて程度に湿った状態を保っておくのが良いです。うまく行けば卵を生んでくれます。サラサラの砂を敷いていると、幼虫が巣作りをしにくくなってしまいます。

甲虫(コウチュウ)目の仲間を見てみる

ハンミョウは甲虫の仲間で、とても多様なグループです。カブトムシやゾウムシなども甲虫のグループに入ります。良かったら他の昆虫も見ていってください!

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

宝石のように輝く小さな命を写し止める昆虫写真家。
昆虫の魅力を伝えることで、その未来を輝かせることをテーマにしている。
カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動をしながら次代の育成にも力を入れている。

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