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モモチョッキリ

モモチョッキリの写真

写真ギャラリー

長い口吻(こうふん)

美しい体色

光が強くあたって黒っぽく見える(大阪)

長い口で果実を食べる

花とチョッキリ(大阪)

モモチョッキリ(大阪)

オトシブミ科まとめ 落し文図鑑

モモチョッキリってどんな虫?

ピンクのメタリックなボディが美しい昆虫です。
ウメやモモなどの果実に産卵するので、害虫として嫌われることもあります。

オトシブミの仲間で、産卵した果実のついた枝先をチョッキリと切り折ってしまうところから名付けられています。

オトシブミ科

昆虫の分類に硬い羽を持つことが特徴の甲虫(コウチュウ)目があります。モモチョッキリはその中の「オトシブミ科」の一種です。この仲間にはハイイロチョッキリやヒメクロオトシブミなどの昆虫が含まれています。

モモチョッキリは「チョッキリゾウムシ亜科」に分類されています。

モモチョッキリの特徴

長く伸びた吻(ふん)が特徴です。
太陽の光が強く当たるとギラついて黒っぽくも見えますが、日陰などで柔らかい光が当たると美しい体色に目を奪われます。

モモチョッキリの写真
モモチョッキリの写真
斜めから
モモチョッキリの写真
上から
モモチョッキリの写真
横から
モモチョッキリの写真
体を持ち上げたポーズ

生態

食べ物や餌(エサ)は?

成虫長い口の先を器用に使って、各種果実を食べているところを観察できます。

産卵も果実に行い、孵化(ふか)した幼虫はその中の実や種を食べて育ちます。

モモチョッキリの写真
ウメの実を食べるモモチョッキリ。
モモチョッキリの写真
口の先はまるで工具のような形になっているのも面白い。

分布や生息地

日本では北海道から九州まで見ることができます。

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オトシブミ科まとめ 落し文図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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