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ベニヘリテントウってどんな虫?
テントウムシの食性もいろいろですが、ベニヘリテントウはオオワラジカイガラムシを食べる肉食です。
赤黒のかっこ良いデザインのテントウムシです。
テントウムシ科
昆虫の分類で硬い羽を持つことが特徴の「甲虫目」があります。その中に「テントウムシ科」があるのですがベニヘリテントウはこの仲間に含まれています。他にも有名なテントウムシではベダリアテントウやナミテントウ、キイロテントウなども同じ仲間です。
テントウムシ科のなかでもテントウムシ亜科ベダリアテントウ族に分類されています。
特徴(成虫・幼虫)
星が複数あるテントウムシの仲間が多い中で、大きな紋が2つどどーんと入ったデザインです。
地色が黒色で、羽に赤色の縁が入ったデザインとも言えます。
成虫
幼虫
オオワラジカイガラムシの幼虫にも似ており、捕食する時こっそり近づくためなのかもしれませんね。
成虫の姿は一目瞭然で違うのに、幼虫の姿がそっくりなアカイロテントウもいるので、幼虫やサナギでの区別は難しいです。
生態
食べ物や餌(エサ)
幼虫も成虫もオオワラジカイガラムシを捕食します。
益虫
大量発生すると植物を枯らしてしまうこともあるオオワラジカイガラムシを食べてくれるので、ベニヘリテントウは益虫として活躍します。
成長(幼虫・サナギ・成虫)
幼虫
頭部は小さいですが、腹部の中心が幅広になってラグビーボールのような形にも見えます。
オオワラジカイガラムシを捕食し成長していきます。
蛹(サナギ)
葉裏などでサナギになっているのを見かけます。
羽化
気がつくとテントウムシの頭部が見えていて羽化したとわかるのですが、そのままの姿でしばらく活動しようとはしません。
一度飼育したときには、羽化に気づいてから3日目位に活動を始めて動き回るようになりました。
成虫
赤黒の模様がかっこいいテントウムシです。
分布や生息地
本州から九州まで見ることができ対馬にも生息します。