トゲゴミグモってどんな蜘蛛?
収集するのが大好き
ゴミグモと同じように、蜘蛛の巣の中央にゴミなどを並べてその上にじっとしています。ゴミグモと比べるとゴミの量が少なく、蜘蛛がいるとわかりやすい気がしますね。
トゲがある
本州、四国、九州に住んでいるマルゴミグモに似ていますが、トゲゴミグモでは腹部に一対の目立った突起があるのがポイントになっています。しかし、トゲゴミグモと名付けられているのですが、普通のゴミグモの方がトゲトゲしていると思うんですよね。。。
コガネグモ科
クモ目の分類の一つにコガネグモ科があります。トゲゴミグモはこの科に含まれている一種です。この仲間にはコガネグモやオニグモの仲間などがいます。
網を張る
造網性のクモで、網型は正常円網でコガネグモ科のクモがよく張る形の蜘蛛の巣です。水平偽装キレ網とも呼ばれますが、どんなことかというと
水平:アダンやソテツの葉上などでよく見られますが、縦に真っ直ぐではなく斜めや横向きに網が張られることが多いタイプ。
偽装:さらにはゴミなどを並べた網は偽装円網と呼ばれます。
キレ網:ゴミを並べる時に園周辺の横糸を切っていくので、中心付近は縦糸だけに切れています。
まとめると、水平でゴミが付いていて横糸が切られているところがあるので「水平偽装キレ網」となるんですね。
海岸付近に多い
海岸付近でよく見られるらしいが、山地の方まで広く分布しています。場所は広い葉っぱの上などにも蜘蛛の巣を張りますが、建物の周辺や草間などでも見ることができますよ。