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エダナナフシってどんな虫?
ナナフシ科
昆虫の分類でナナフシ目ナナフシ科があります。エダナナフシはナナフシ科の一種で他にもトビナナフシやトゲナナフシなどが含まれています。
ナナフシ(ナナフシモドキ)との違いは触角の長さ
私達の身近に見られるナナフシは「ナナフシ(ナナフシモドキ)」か「エダナナフシ」のどちらかが多いです。
ナナフシモドキとは見た目も似ているのですが見分けるポイントはあります。一番わかりやすい違いは触角の長さで、エダナナフシの触角は前脚(まえあし)と同じくらいの長さがあるのですごく長いのですが、ナナフシモドキの触角はそれと比べるとかなり短いです。
触角の長さを見てみよう
参考:ナナフシモドキ
体色は色々
緑のものや茶色のものなど、個体によって変化があります。単色のイメージの個体もいれば、ものによっては模様が混じったようになって、赤いラインが入ったタイプも見られてスタイリッシュでかっこよいです。
模様の入ったエダナナフシ
通常は有性生殖の増え方
基本はオスとメスが出会って卵を生みます。(ナナフシモドキはメスだけで卵を産んで増えます。そのことを単為生殖といいます。)しかし、北日本ではオスが見つかるのは珍しく、そういった地域では「単為生殖」でメスだけで増えていると考えられています。
※単為生殖とはメスだけで産んだ卵から増えることです。
エダナナフシの卵
エダナナフシの卵は他のナナフシと比べ「ツルン」とした印象です。少し楕円になった形の卵にはフタがついていて、そのフタはちょっと出っ張って鍋のフタのようで特徴があります。
エダナナフシの幼虫
エダナナフシは幼虫のときから触角が長いです。生まれたてのときは体もほんのり透けていてかわいらしいですね。
山の方に多い印象
山と言ってしまうと極端なのですが、ナナフシモドキが平地から低山にかけて生息しているのに対して、エダナナフシは丘陵から山の広葉樹林に生息しています。ちょっと山っぽいところに行ったほうがエダナナフシに会える可能性が高いように思います。