コアシダカグモってどんな蜘蛛?
アシダカグモ科
クモ目の分類の一つにアシダカグモ科があります。コアシダカグモはこの科に含まれている一種です。とても良く似ている種類にアシダカグモなどがいますが近い仲間になります。
この仲間は大型のものが多く、出会うと普通にびっくりしてしまいます。
コアシダカグモの特徴
アシ(脚)が長くとても大きい
アシダカグモほどではないが、脚が長いのでかなり大きく感じられます。名前にもついている通り大きさ的にはアシダカグモをひと回り小さくしたようなサイズ感ですね。その長い脚を使って、かなり素早く動き回ることができます。
アシダカグモとの違い
どちらも夜行性のクモで、昼間は物陰などに隠れてじっとしています。
コアシダカグモは濃い褐色で一回り小さく、野外で観察されることが多いです。
おしりの先には三角の黄色い紋がはっきりと入っているなどの特徴があります。
アシダカグモは褐色で一回り大きく、室内で観察されることが多いです。
顔の前面にある白い帯が特徴的で、オスでは頭の上に黒く大きい紋もあります。
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コアシダカグモの生態
獲物を狩るハンター
アシダカグモと同じように瞬発力は凄まじく、野外で見つけた蛾(ガ)やゴキブリなどを走って捕まえます。持久力はないのですが、瞬発力がかなり凄いクモの仲間です。
この話を初めて聞いた時にはちょっと信じられなかったのを覚えています。ゴキブリなどはかなり素早く近づくのも難しい印象がありましたが、網で捕まえるでもなく見つけてから走って捕まえるのです。どんなスピードで走ればそんなことが可能なのかと不思議になっていましたが、昆虫の世界ではこのような驚くことに溢れています。知れば知るほど面白いですね!
平地~山地で見られる
昼間は壁や塀の隙間や石垣などに隠れていますが、夜になると出てきて獲物を探すなどの活動を初めます。脚を広げて静止し、近くを通ったゴキブリや小動物を捕食します。
野外で観察されることの多いクモですが、獲物を追いかけて室内に入ってくることもあります。アシダカグモは室内に多くコアシダカグモは野外に多いのですが、もちろんたまたま例外もあったりするので次に書いてある違いなどを参考に比べてみると良いでしょう。