ネッタイアカセセリ

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ネッタイアカセセリの写真

概要

ネッタイアカセセリってどんな蝶?

セセリチョウの仲間は一見地味だが味わいがあります。このネッタイアカセセリを始めてみたときも、最初の印象では「また地味なセセリチョウがやってきた」でした。しかし、そっと目をやってみると普段見ている種類のセセリチョウよりも赤みが強い印象があったので撮影してみたんですね。帰って調べるのによくよく見てみるとネッタイアカセセリという現地でしか出会えないセセリチョウだったのです。セセリチョウの深さに驚きました。

セセリチョウ科

チョウの分類にセセリチョウ科があります。尖ったものでつつき回すことを「せせる」と言います。セセリチョウの仲間の口吻は長いものが多く、花をあちこち「せせり」ながらミツを吸うところから名付けられました。

鮮やかな雰囲気

アカセセリというだけあって、他の茶色いセセリの仲間と比べると赤みの強い印象のセセリチョウです。南国のセセリチョウという印象でとても素敵です。

アサヒナキマダラセセリとの違い

ネッタイアカセセリの方が少し小さく、表の羽の模様がより明瞭なのが特徴です。羽を閉じた時は、アサヒナキマダラセセリは淡色の斑紋がありますが、ネッタイアカセセリには見ることができないので区別できます。

アカセセリとの違い

表の羽の模様も似ていませんし、裏の模様ではアカセセリでは白っぽい斑紋が入るので雰囲気がぜんぜん違います。似ているのは名前だけのようです。

そもそも、本種は八重山諸島にのみ生息しますし、アカセセリは本州でもほんのごく一部の地域でのみ見られるセセリチョウなので生息域がかぶりません。ちなみにアカセセリは絶滅危惧種Ⅱ類に分類され、絶滅の危険が増大している種です。

生息環境や分布など

八重山諸島にのみ分布しています。林縁や草原、荒れ地から道路脇までかなり身近に感じられるセセリチョウです。日中はセンダングサなど各種の花に積極的に訪れて吸ミツし、吸水活動なども観察されます。多様な環境に適応しており、島内での移動性も高く数も安定しています。

幼虫の食べ物や餌(エサ)

幼虫はススキなどのイネ科植物を食べて育ちます。セセリチョウの仲間はイネ科の植物を食草にするものが多いのも特徴的です。

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

宝石のように輝く小さな命を写し止める昆虫写真家。
昆虫の魅力を伝えることで、その未来を輝かせることをテーマにしている。
カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動をしながら次代の育成にも力を入れている。

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