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ヒメアカタテハってどんな蝶々?
日本でも幅広い場所で見られる蝶で、世界でも南極大陸を除く全ての大陸に分布しているようです。
明るく複雑な模様をしており、花で吸ミツしている姿はとても可愛らしいチョウチョです。
タテハチョウ科
世界におよそ6,000種類ほどが生息していて、中型~大型の種類が多いです。「渡り」をすることで有名なアサギマダラなどのマダラチョウの仲間や、蛇の目(じゃのめ)模様が特徴的なジャノメチョウの仲間などバリエーションにも富んでいます。
タテハチョウの仲間にはツマグロヒョウモンやアカタテハなどもいます。
ヒメアカタテハの特徴
オスとメスの違いや、似ている種類との違いを紹介します。
ヒメアカタテハのオス♂とメス♀
ヒメアカタテハは雄雌で模様や大きさなどほとんど変わりません。
若干の違いとして、メスのほうが羽に丸みがあったり、腹部が太い傾向があります。
アカタテハとの違い
似た種類にアカタテハがいます。
羽を広げた時には、アカタテハの後ろ羽の赤色部分は縁だけですが、ヒメアカタテハはほぼ全体が色づいています。
羽を閉じたときにはヒメアカタテハのほうが明るい色をしています。
ですから、飛んでいる時の印象は、アカタテハのほうが黒っぽく見えます。
ヒメアカタテハの生態や成長
産卵と卵
成虫は食草となるキク科の植物などに卵を産みます。
緑色のきれいな卵を1つずつ産卵します。
葉っぱに産みつけようとしている
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7148-1400x932.jpg)
葉っぱに卵を産みました
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7149-1400x932.jpg)
産卵された卵の写真
![ヒメアカタテハの卵の写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7160-1400x932.jpg)
幼虫
孵化した幼虫は、糸で葉っぱに巣を作りながら大きくなっていきます。幼虫期間は全体を通して造巣性があります。
大きくなってくると、黒っぽい体に灰白色のトゲトゲイモムシになるのですが、その見た目から毒を持っているようにも見えますが、全く毒はないので大丈夫です。
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7187-1400x932.jpg)
巣を広げて撮影させてもらいました。
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7190-1400x932.jpg)
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7171-1400x932.jpg)
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_7174-1400x932.jpg)
蛹(さなぎ)
ぶらさがるタイプの垂蛹(すいよう)と呼ばれるサナギになります。
トゲトゲのついた茶色いサナギになります。
越冬
越冬態は不定とされていて、住んでいる地域の気候によって変わってくるようです。
寒い地域では成虫で越冬はできないようです。
ヒメアカタテハの分布や生息地
日本では北海道から南西諸島まで幅広く見られ、世界各地でも見ることのできる昆虫です。移動性も強いようで寒そうな場所にも侵入してきて観察されることがあるようです。
![ヒメアカタテハの写真](https://insect.design/wp/wp-content/uploads/2020/02/DSC_2311-1400x932.jpg)
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タテハチョウ科まとめ 蝶の図鑑
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