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ソラマメヒゲナガアブラムシってどんな虫?
春先にカラスノエンドウなどについているアブラムシで、テントウムシを探していると一緒にいたりします。
きれいに並んで植物についている様子はなんとも可愛いものですが、汁を吸われる方はたまったもんじゃないかもしれません。
ソラマメヒゲナガアブラムシの特徴
エンドウヒゲナガアブラムシとの違い
エンドウヒゲナガアブラムシもカラスノエンドウなどにつくので間違えやすいアブラムシです。
しかし、全体がマスカットグリーンのアブラムシで目の部分もそんなに赤くなりません。
ソラマメヒゲナガアブラムシは頭部やお尻の真ん中の突起が黒くなることで区別できます。
参考:エンドウヒゲナガアブラムシ
有翅型と無翅型
羽のある有翅型と、羽のない無翅型のアブラムシが生まれてきます。
どちらのタイプにもメリットは有り、羽があれば新しい場所へ行くことができますし、羽がないタイプはその分のエネルギーを幼虫を産むことに使うことができます。
ソラマメヒゲナガアブラムシの生態
食べ物や餌(エサ)
ソラマメヒゲナガアブラムシはカラスノエンドウなどのマメ科植物についてその汁を吸っています。
幼虫を産む
春に卵から孵った幼虫をそのまま大きくなると、卵ではなく幼虫を産むようになります。
この時期は基本的にメスだけなので、単為生殖でメスだけで増えていきます。
寒い地方では秋になってくるとオスが生まれてきてメスと交尾をし、越冬するための卵を産むようになります。
ソラマメヒゲナガアブラムシの天敵
アブラムシは体も柔らかく、集団でまとまっているし、逃げる力も弱いので色んな生き物がアブラムシを食べます。
代表的な昆虫ではテントウムシの仲間やヒラタアブの幼虫などがあげられます。
他にもクサカゲロウの幼虫などもアブラムシを好んで捕食します。
ソラマメヒゲナガアブラムシの成長
ソラマメヒゲナガアブラムシは不完全変態の昆虫で、幼虫と成虫の姿はとても似ています。
幼虫
まだ小さな幼虫です。
基本的にメスだけで、脱皮を繰り返して大人になると、また幼虫を産むようになります。
脱皮
アブラムシは脱皮を繰り返して大きくなっていきます。
ソラマメヒゲナガアブラムシの分布や生息地
全国的に分布しているアブラムシでカラスノエンドウなどが生える場所ではよく見られます。