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アカサシガメってどんな虫?
サシガメと呼ばれる、他の昆虫を捕らえる肉食のカメムシの仲間がいます。
その中でも全体が赤っぽく、目立つ色をしたサシガメです。
なんだかカッコよいですね!
サシガメ科
カメムシの仲間の分類にサシガメ科があります。アカサシガメはその中の一種になり、肉食性のカメムシのグループです。
この仲間には、ヨコヅナサシガメやヤニサシガメなどが含まれています。
アカサシガメの特徴
赤い模様の入ったサシガメの仲間は色々いますが、全体がこんなに赤っぽいサシガメは本種だけになります。
たまに全体が赤黒くなった「黒化個体」も見つかるようです。
飛ぶ昆虫
アカサシガメは飛ぶこともできます。
飛んで逃げちゃうこともしばしばです。
生態
食べ物、餌(エサ)は?
他の昆虫を捕らえて体液を吸います。
イモムシ類や小さなハムシを捕まえている姿がよく見られますが、他の大きな昆虫でも捕食していることがあります。
ストロー状に尖った口で刺されると、ひとたまりもないようです。
不意につかんだりすると人間でも刺されることがあるので気をつけましょう。
小さな幼虫もハンター
どんなふうに捕まえるのかと思って、ちょっと観察してみました。
成長
卵
上部に蓋(フタ)のついた先細りの卵を何個か固めて産みつけます。
孵化(ふか)
卵の色が赤くなってきて、しばらくすると孵化(ふか)が始まります。
幼虫
孵化した幼虫は数回の脱皮を繰り返して大きくなっていきます。
脱皮
アカサシガメは不完全変態の昆虫で、小さな幼虫の時から成虫と同じような形をしています。
脱皮をするたびに大きく育っていきます。
成虫
成虫になると、赤い羽がキレイなデザインに変化します。
黒っぽい「黒化個体」と呼ばれるものも見られるようですが、私はまだこの鮮やかなアカサシガメした見たことがありません。
分布や生息環境
本州から九州まで広く生息しています。海外では台湾や中国などでも見られます。
平地~山地の植物上で見ることができ、目線より高いような木の葉っぱ上でも見ることができます。
公園などでも見られますよ。