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アカハナカミキリ

アカハナカミキリの写真

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アカハナカミキリ(大阪)

胸部は赤いものや黒いものなど変異がある(大阪)

アカハナカミキリってどんな虫?

アカハナカミキリに出会ったのは、クワガタムシを探しに行きたいと言った友人に付き合ってクヌギのある林に行ったときのことです。周りは広く畑が広がっていましたが、そこの一部だけ林になっていました。昔は全体がクヌギ林だったところが、どんどん畑に開墾されていった結果なのかなと想像したりします。実家のある場所は田舎ですが、昔はクヌギ林などもたくさんあって虫取りに興じたのを覚えていますが、今帰ってみると昔遊んでカブトムシなどを探した林は全部住宅に変わってしまっています。

アカハナカミキリを見つけたのは林の中ではなかったのですが、その林と周りの畑の境い目くらいのところでした。林縁のイメージです。そこにあった松に飛んでやってきたのがこのアカハナカミキリでした。花粉やミツを食べるとされていますが、松の葉なども食べたりするのでしょうか?それか、幼虫は松なども食べるとされていますので卵を産みに来たのかもしれません。しかしそうなると、枯れ木などを食べるとされていますが、生木も食べることになってしまうのでたまたまやってきただけなのかもしれませんね。

ハナカミキリ

甲虫目のカミキリムシ科の昆虫です。その中でも昼間に活動して花に集まってきたりするものが多いものに「ハナカミキリ」と呼ばれる一群がいます。アカハナカミキリもこの仲間で、昼間に活動する関係か色彩の美しいものが多くいます。この仲間は日本では150種類ほどが知られているようです。

赤いハナカミキリ

赤色の強い茶色みも感じる体をしています。頭の部分は黒いです。しかし、胸部が赤色のものや黒いタイプもいますので出会ってみたいですね。

アカハナカミキリの写真

アカハナカミキリの写真
アカハナカミキリは羽や胸部の背中側が赤い色をしています。腹部や頭部は黒い色をしていますね。触角も黒いです。
胸部に関しては色が黒いものもいるようなのでちょっと注意ですね。

比較的普通に見られる

花に集まるハナカミキリの仲間の中では、都市部などでも見ることのできる普通種です。

アカハナカミキリの食べ物、餌(エサ)など

アカハナカミキリの幼虫はマツなどの針葉樹やクヌギなどの枯れ木を食べるとされています。針葉樹から広葉樹まで食べるならなんでも食べれるのかもしれませんね。

成虫はハナカミキリの仲間で花粉やミツなどを食べます。なんだか可愛らしいですね。

分布など

北から南まで全国的に見ることができるカミキリムシです。

カミキリムシ科まとめ 髪切虫図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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