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オオモモブトシデムシってどんな虫?
死んだ動物に集まるシデムシの仲間です。
死体などを自然に還す掃除屋の役割も持っています。
シデムシの仲間の中では細身な印象で、名前にもある後ろ脚の腿節(ももの部分)が太くなっているのがポイントです。
死体に集まる印象とは程遠い、可愛らしい顔にも驚きます。
シデムシ科
昆虫の分類の中で硬い羽を持つのが特徴の「甲虫目」があり、その中の「シデムシ科」に属しています。「オオモモブトシデムシ」はその中の一種です。
日本では40種ほどが知られており、自然の中では死んだ動物の死骸などを食べることで分解の助けにもなっています。
オオモモブトシデムシの特徴
シデムシの仲間の中ではスタイリッシュな印象で細身の体つきです。
触角の先がオレンジ色だったりするのも可愛いポイントですが、名前にもある後ろ脚の腿(もも)部分が太くなっているのが特徴です。
オスとメスの違い
腿の部分が特に太くなるのはオスで、メスはオスよりも細くなります。
モモブトシデムシとの違い
- 触角の色
- 上翅端の先の形
一番かんたんな見分け方は、触角の色です。オオモモブトシデムシは触角の先3節がオレンジ色になるのに対してモモブトシデムシは黒色です。
上翅端の形にも違いがあり、オオモモブトシデムシは丸っこい印象なのに対して、モモブトシデムシの上翅端は尖った印象になります。
分布や生息環境
日本では北海道から南西諸島まで全国的に見ることのできるシデムシです。