毎月昆虫に出会える!「月刊ムシミル」

【台湾】オナガアシブトコバチの仲間

台湾オナガアシブトコバチの写真

写真ギャラリー

体は小さいが、産卵管がとても長い(茂林)

小さくても光沢のある美しい体をしていて、目が赤くてかっこいい(茂林)

後ろ脚(あし)のつけ根のところが太い。よく見るとカマキリの卵に産卵管を突き立てているようだ。(茂林)

台湾(タイワン・Taiwan)で出会ったオナガアシブトコバチの仲間

カマキリの卵(卵鞘/らんしょう)を見つけたので近づいてみると、小さな虫が何匹かついていました。よく見てみるとハチのようです。小さくて撮影しているときにはよくわからなかったのですが、あとから確認してみると、カマキリの卵に産卵しているようです。どうりで逃げないわけですね。

カマキリの卵に寄生していることを元に調べてみると、日本にもオナガアシブトコバチというカマキリの卵に寄生する種類がいることがわかりました。とても良く似ているので、同じ種類か近い仲間だと思います。このカマキリの卵のところには4~5匹位いたと思います。おそらく、それだけ産み付けられるとカマキリの卵は無事ではいられなかったでしょうね。

台湾オナガアシブトコバチの写真
カマキリの卵の上から逃げようとしませんし、周りの葉っぱにも同じハチを何匹か見つけました。この中で育って、出てくるとまたすぐにカマキリの卵に産卵するようです。

茂林(マオリン)の紫班幽谷(紫蝶幽谷)で出会いました

台湾には蝶が冬場を暖かく過ごすために集まってくる場所が何箇所かあります。その中で有名な場所が「紫班幽谷(紫蝶幽谷)」と呼ばれる場所です。とてもたくさんのマダラチョウの仲間がやってくるということで観光地にもなっています。遊歩道が整備されていて歩きやすく作られた場所をくるっと回って観察できるようになっています。

台湾で出会った昆虫のまとめ

台湾旅行記(2019)

昆虫との出会いを求めて台湾へいってきましたが、祭りに行ったり台湾の文化に触れたりなど色んな体験をしてきたことをまとめています。

昆虫との出会いを求めて、はじめての台湾旅行(1日目)

昆虫との出会いを求めて、はじめての台湾旅行(2日目)

昆虫との出会いを求めて、はじめての台湾旅行(3日目、4日目)


関連記事(一部広告含む)

この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。
TwitterInstagramもやっているのでフォローや応援してもらえたら嬉しいです(^^)