写真ギャラリー
シンジュサンってどんな虫?
三日月の入った美しい羽
羽には三日月のような模様が入っていて、シンジュの由来を知ると神々しく感じられます。その三日月模様が特徴的なので、古くは「ミツキムシ」と呼ばれていたそうです。
シンジュサンの三日月模様
シンジュとは神樹の意味
シンジュ(神樹)は明治時代に輸入された植物でニワウルシの別名です。食草から名前がついているということもありますが、月の模様を体にまとった大きな生き物が夜の空を羽ばたいていたら、それは神々しく見えたのではないでしょうか。
ヤママユガ科
昆虫の分類でチョウ目があり、その中には私達の知る蝶(チョウ)や蛾(ガ)が含まれています。このサイトでは一般的な分け方である蛾(ガ)の仲間を「ガ類」としており、その中に「ヤママユガ科」は含まれています。この仲間は大型の種類が多く含まれています。
大きな蛾(ガ)
日本の蛾の中でもかなり大きい方です。もっと大きい蛾だと、日本(世界)で最大のヨナグニサンなどには敵いませんがシンジュサンも出会うとびっくりするくらいのサイズ感です。実際に目の前に現れたらその大きさにびっくりして鳥が飛んできたのかと勘違いするほどです。
手に乗ったシンジュサン
ペールカラーなイモムシ
淡い黄色、青色、緑色の全体的にペールトーンで配色されています。全体的な肉質突起が目立つイモムシですがその配色がとても可愛らしいです。食草の幅も広く色んな所で見られそうなのですが、私が初めて見たのは昆虫館でのことでした。写真はその時に触らせてもらったイモムシの写真です。
まるで外国のお菓子のような淡く不思議な配色をしており、昆虫館に遊びに来ていた子どもたちからも人気のイモムシでした。
イモムシの写真
蛹(サナギ)
葉を合わせた中に繭を作ってその中で蛹になります。落ち葉の中から見つかったりもするようです。