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イワサキクサゼミってどんな虫?
日本で一番小さいセミ
日本で大きなセミといえばクマゼミなどが知られています。クマゼミは関東圏より西で見ることができますが、関西圏などではとくにたくさん見られます。大阪では都会の真ん中でもクマゼミが鳴いています。
そして日本で一番小さなセミは南西諸島に生息しています。それがイワサキクサゼミなんですね!
セミの仲間でもちろんイワサキクサゼミも飛びますが、他のセミと比べて警戒心がそんなに強くないと思います。他のセミだったら近づいただけでおしっこかけて逃げていくものですが、そっと近づいたら逃げないどころか、手に乗せたりもできるんですよ!指を登っていく小さなセミはなんとも可愛いものです。
緑色や黄色い個体
透明で緑色の翅脈の入った羽を持つ小さなセミです。個体によっては黄色っぽいカラーのものもいます。緑が生い茂っているところでは緑色が身を隠しやすいでしょうし、葉っぱが茶色になってきた時には黄色っぽいほうが身を隠しやすいのでしょうね。
セミ科
昆虫の分類でカメムシ目があります。セミ科はその中に含まれる一群で、イワサキクサゼミはセミ科の一種になります。セミって実はカメムシに近い仲間だったのですね!ストロー状の口など似たような特徴を持っています。
金色の微毛
羽はキレイな色をしていますが、体の色は黒っぽいです。その部分をよく見ると金色に光る粉(微毛)に覆われていてとても美しいのです。光の当たり加減によってはその煌めきが強く感じられます。
サトウキビなども好き
イワサキクサゼミはいろんな植物についているのを見るのですが、その中でもイネ科植物のススキやサトウキビなどの汁をよく吸います。サトウキビなどは人が育てているものなので畑の害虫になってしまいます。
セミの口はストロー状になっているので、その口を突き刺して汁を吸います。人にとっても美味しいサトウキビなので、吸いたくなる気持ちもわかりますね。