写真ギャラリー
ギフチョウってどんなチョウ?
アゲハチョウ科のチョウ
ギフチョウはアゲハチョウ科に分類されています。キアゲハやカラスアゲハなどと近い仲間です。
日本固有種
日本固有種というのは、日本でしか見ることのできない種であるということです。島国で独自の進化を遂げ、複雑な地形と四季が織りなす環境から固有種の多い国ではあるのですが、ギフチョウも日本でしか見ることはできません。学名にもjaponicaと入っているのが雰囲気ありますね。特産種などと呼ばれることもあります。
ヒメギフチョウとの違い
羽を広げた時の、後ろ羽の端にある紋の色が、オレンジなのが「ギフチョウ」で黄色いものは「ヒメギフチョウ」です。
ギフチョウの羽の模様
春の女神
春先にのみ現れるチョウで、春の女神と呼ばれ親しまれてきました。日本でしか見られないということもあるでしょうが、古くから里山などで見られてきたチョウでした。
絶滅危惧種
本州全域に生息していましたが、里山の荒廃や開発などで生息できる環境が減少し見られる場所が限られてきています。現在(2019年)では絶滅危惧II類に分類され、絶滅の危険が増大していると危惧されています。(絶滅危惧II類は絶滅の危険が増大している種のこと)
絶滅危惧種とは(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/yasei/ex-situ/step0.html
シマシマの虎模様
黄色と黒の縞々(しましま)模様が目立つ美しいチョウチョです。春の女神と呼ばれているが、実は虎柄のような激しい模様をしています。カタクリの花にとまっている姿などがフォトジェニックで、よく写真に撮られています。
ギフチョウの羽化
数を減らすギフチョウに対して環境の整備や、飼育を行っている人や団体もいます。飼育している人に羽化の様子を観察させていただきました。