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ホシササキリ

ホシササキリの写真

写真ギャラリー

ホシササキリの顔(大阪)

ホシササキリの褐色型オス♂(大阪)

ホシササキリのメス♀(大阪)

産卵管は直線的で短め(大阪)

葉っぱの上で休んでいます(大阪)

濃いめの羽に黒い模様が入っています(大阪)

後ろの羽は透明(大阪)

触角はかなり長いです(大阪)

ホシササキリのメス♀(大阪)

褐色のメス♀(大阪)

ホシササキリのメス♀(大阪)

キリギリス科まとめ 螽斯図鑑

ホシササキリってどんな虫?

草丈のそんなに高くない草原などでよく見られる昆虫です。
草むらなどを歩いていると、小さめのバッタの仲間がハタハタと飛んで逃げていきます。
追いかけていくと、ササキリの仲間だったりしますね。

キリギリス科

昆虫の分類にバッタ目があります。その中にキリギリス科があり「ホシササキリ」はその中の一種になります。日本で有名なキリギリス科の仲間では、そのままキリギリスやカヤキリなどがいます。それらと比べるとササキリの仲間は小柄な仲間になります。

ホシササキリの特徴

ササキリの仲間に日本では約10種類ほどが知れらています。
羽の模様や、メスの産卵管に特徴があります。

ホシササキリの画像
ホシササキリの画像
横から
ホシササキリの画像
横から2
ホシササキリの画像
ホ上から

羽の模様

前翅(ぜんし)にダンダラ模様とも言われる黒点が並んでいます。
他のササキリ類には見られない特徴になるのでわかりやすいです。
ホシササキリの「ホシ」はこの黒点のことを指しています。

ホシササキリの写真
羽の横のところに段々(ダンダラ)になった模様が入っているのがわかります。

メスの産卵管

メスの産卵管はほぼまっすぐで短めの短刀型をしています。

ホシササキリの写真
直線的で短めの産卵管

緑色型と褐色型

ホシササキリでは緑色のタイプと茶色っぽくなったタイプの二種類が見られますが、どちらも名前の由来になっている前翅の黒点で見分けることができます。

ホシササキリの写真
ホシササキリの褐色型オス♂
ホシササキリの写真
ホシササキリの緑色型メス♀

卵から生まれて幼虫のときにはみんな緑色をしていますが、成長するにつれて茶色の褐色型が出てきます。

生態や成長など

餌(エサ)や食べ物

イネ科の植物を中心に色々食べるようです。
飼育下で観察していると、果物を食べたりもしますし動物性のタンパク質を摂取することもあるようです。

幼虫

ササキリの仲間は不完全変態で、幼虫も成虫と同じような姿をしています。
しかし、羽が短いので特徴になるダンダラ模様が見えないのが難点ですね。
頭部上面まで黒っぽくなっているので、キリギリスの幼虫などとは雰囲気が違います。

ホシササキリの画像
幼虫
ホシササキリの画像
少し大きくなった幼虫だがまだ羽は小さい。

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キリギリス科まとめ 螽斯図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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