写真ギャラリー
ホシササキリってどんな虫?
草丈のそんなに高くない草原などでよく見られる昆虫です。
草むらなどを歩いていると、小さめのバッタの仲間がハタハタと飛んで逃げていきます。
追いかけていくと、ササキリの仲間だったりしますね。
キリギリス科
昆虫の分類にバッタ目があります。その中にキリギリス科があり「ホシササキリ」はその中の一種になります。日本で有名なキリギリス科の仲間では、そのままキリギリスやカヤキリなどがいます。それらと比べるとササキリの仲間は小柄な仲間になります。
ホシササキリの特徴
ササキリの仲間に日本では約10種類ほどが知れらています。
羽の模様や、メスの産卵管に特徴があります。
羽の模様
前翅(ぜんし)にダンダラ模様とも言われる黒点が並んでいます。
他のササキリ類には見られない特徴になるのでわかりやすいです。
ホシササキリの「ホシ」はこの黒点のことを指しています。
メスの産卵管
メスの産卵管はほぼまっすぐで短めの短刀型をしています。
緑色型と褐色型
ホシササキリでは緑色のタイプと茶色っぽくなったタイプの二種類が見られますが、どちらも名前の由来になっている前翅の黒点で見分けることができます。
卵から生まれて幼虫のときにはみんな緑色をしていますが、成長するにつれて茶色の褐色型が出てきます。
生態や成長など
餌(エサ)や食べ物
イネ科の植物を中心に色々食べるようです。
飼育下で観察していると、果物を食べたりもしますし動物性のタンパク質を摂取することもあるようです。
幼虫
ササキリの仲間は不完全変態で、幼虫も成虫と同じような姿をしています。
しかし、羽が短いので特徴になるダンダラ模様が見えないのが難点ですね。
頭部上面まで黒っぽくなっているので、キリギリスの幼虫などとは雰囲気が違います。