飼育日記シリーズは身近でみつけた昆虫の成長を観察し、生き物に興味を持ってくれる人が増えることを期待しています!
大抵の昆虫は、調べると色んな情報が出てきますが、知識として持っているだけでなく実際に観察した記録を写真と一緒に紹介できればと思っています。
幼虫・イモムシとの出会い
桜の花は散ったとしても青々と茂った緑がとても美しい木ですね!
桜は実はバラ科の植物で、色んな昆虫がその葉っぱを食べて育ちます。
ガのイモムシも多く見られますが、そんな中で木の枝のようなシャクトリムシを一匹見つけました。
体を起こして、枝が伸びているように擬態しているのでしょうが、緑の茎から黒っぽい枝が生えているのは違和感があるので、すぐに幼虫だと気がついてしまいました。
見つけたのが鳥じゃなかったことがまだマシだと思ってもらうしか無いですね。
連れて帰ってきたので、どんな成虫になるのか観察したいと思います。
シャクトリムシとは?
シャクトリムシとはシャクガ科の昆虫の幼虫で、まるで「尺」を取るように歩く姿からそのように呼ばれています。
日本にはシャクガ科の昆虫は700種類とも言われていて、その種類の数だけ色んな幼虫がいます。
このシャクトリムシはどんな風に成長するのでしょうか?
飼育と観察記録
ここからは飼育と観察した記録になります。
4/30 我が家にやってきた枝のような「シャクトリムシ」
5/5 今日も元気な枝みたいなイモムシさん
5/10 元気がなくなって縮みました
モリモリと餌も食べていたのですが、気がついたら食欲がなくなってだんだんと縮んできました。
元気がなくなっているように見えて、このまま死んでしまうのかと心配になってきましたが、様子を確認すると生きているようです。
5/13 サナギになりました!
他のシャクトリムシでも見られる変化なのですが、元気がなくなって死んでしまうのかと思っていたらサナギに成長しました。
蛹になる前は長い体を縮めていく作業が前蛹(ぜんよう)の段階で入るようです。
種類はわかっていませんが、Twitterでコメントを頂いて、羽化するのは冬になるタイプではないかと伺いました。
そうだとしたら、成虫が見られるのはかなり先になります。
※次回更新もお楽しみに
昆虫の飼育まとめ!生き物と触れ合う楽しさ
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