2019年7月13日から大阪で特別展昆虫が開催されます。
その前日である12日には内覧会が行われました。
特別展昆虫の「フリーパス」を購入すると内覧会に参加することができることを知って、5000円のフリーパスを買って参加してきました!
特別展「昆虫」2019大阪!初日レポ!展示内容からグッズや図録の紹介まで
https://insect.design/wp/blog/kontyufirstday
ブログ:特別展「昆虫」!!フリーパスの引換券を申し込みました!
https://insect.design/wp/blog/kontyuhuripasu
この記事は
・イベントの基本情報
・会場への行き方
・内覧会の様子と東京展との違い
を中心に書いています。
この記事は昆虫大好き昆虫写真家「村松佳優」が書きました
村松が更新している昆虫ギャラリー図鑑Webサイト「ムシミル」で昆虫の写真も見ていってください。
イベントの内容
2018年に東京で開催された時には44万人を超える人が見に行った人気のイベントです。
私が見に行った時には、入場するのに整理券を配布されていてその人気ぶりに驚きました。
そのイベントが大阪にやってくると聞いた時にはワクワクが止まりませんでした!
イベントの基本情報です。
・イベント名称
特別展「昆虫」
・場所
大阪市立自然史博物館ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL:06-6697-6221 FAX:06-6697-6225
HP:http://www.mus-nh.city.osaka.jp/
最寄は地下鉄の「長居駅」が良いと思います。詳しくはサイトで確認してください。
・期間
2019年 7月13日(土)~9月29日(日)
休館日:7月16日(火)、22日(月)、29日(月)、8月19日(月)、26日(月)、9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)
・時間
9:30~17:00 (入場は16:30まで)
・料金
【前売券】大人¥1,200 高大生¥600
【当日券】大人¥1,400 高大生¥800
中学生以下は無料です!
特別展「昆虫」の内覧会に向けて出発!
地下鉄を使って「長居」駅へ
特別展昆虫は地下鉄「長居駅」を降りたところにある長居公園の中の「大阪市立自然史博物館」で開催されています!
私は大阪在住ですので、大阪メトロの御堂筋線で長居駅まで乗換なしです。
(厳密には「緑地公園駅」は北大阪急行ですが気にしない)
他県から来られた方だと「JR大阪」から大阪メトロ「御堂筋線の梅田駅」へ乗り換えて来られる方が多いのではないかと思います。大阪駅からは徒歩で乗り換えることができ、赤い駅のマークが御堂筋線の印なのでそんなに迷わずに行けると思います。
梅田駅に到着したら「なかもず方面」行きへ乗車するとずーっと南下していって約22分で「長居駅」に到着です。
10分に1本以上の地下鉄が走っていますので、乗り換えのタイミングはそんなに気にしなくて大丈夫です。
長居駅の「長居公園」に到着!
長居駅に着くと「3番出口」から公園にあがります!
そこからは公園の中へ右側の道なんとなく進んでいけばノボリや案内が出ているので「大阪市立自然史博物館」までは迷わずに行くことができると思います。
駅のロッカー
3番出口に向かって改札を出て右側には駅のロッカーも設置されています。あいていたら利用するのも手ですね!
コンビニがあります
少し進むとコンビニがあります。園内には自動販売機などもたくさんありますが、暑い日も多いでしょうし水分補給もかねて何か買っていくのにちょうどよいです。
少し進むと看板があります
ここから後650mで到着ですね!
駅を出てからだと、会場までは子供の足でも15~20分位見ておけば到着できそうです。
道なりにたくさんのノボリ!
大阪市立自然史博物館の正門
特別展昆虫のイベントスケジュール
園内でクマバチと遭遇
特別展昆虫は2階で開催!
内覧会の様子
内覧会は2時半から受付で案内されていたのですが、少し早めに着いたのにもうたくさんの人が入場していました。ゆるいΣ(゚Д゚)
入り口でフリーパスの引換券を渡してフリーパスとスタンプカードを受け取って入場!
会場に入るとおなじみの巨大昆虫!!
巨大ミツバチ!!
香川照之さんが出演する「音声ガイド」
香川照之さんが出演している音声ガイドが内覧会から使うことができたので、さっそく借りてしっかりと聞いてきました!
「ちょえ~っ!!」の掛け声がTV番組の「昆虫すごいぜ!」でお馴染みだったのでとても楽しく聞けますし、展示の内容をもっと深く知ることができるので借りて見て回るのがおすすめですね!
ちなみに音声ガイドのレンタルは500円です。
ギャラリートーク
ギャラリートークでは学芸員の松本吏樹郎さんが展示について全体的に説明しながら回っていきました。
見どころや、資料にはないような話なども織り交ぜながらで音声ガイドと合わせてとても楽しかったです。
入ってすぐにあったミツバチの模型についても色んなお話をしてくださいました。
ミツバチは花に潜ってミツを集めますが、体には毛がたくさん生えていて花粉なども付きやすいです。
そして、足を使って器用に花粉を集めていくのですが、後ろ脚はパカっと割れたような構造になっています。
そこの部分でこそぎ落とすように花粉を集めていくのだそうです。
そうやって花粉をこそいでいくと、もう一つの画像のように花粉が丸く集まってきて花粉団子になるのです。
それがわかりやすいようにこの巨大ミツバチの模型は右と左で花粉団子と、花粉無しとわけて制作されているんですね!
会場に入ったら、まずはこの模型を見て楽しんでください!
東京展と比べてどうか?
東京展は会場になった「国立博物館」が広かったこともあるのですが、大阪の方は全体的に規模が縮小しています。
見どころポイントは押さえていますが、ボリュームは東京のほうがやはり凄かったです。
関西近辺の昆虫
しかし、大阪での展示ならではの部分もしっかりと工夫されていました!
「2-2さまざまな環境に住む昆虫」では、東京の時には関東近辺の昆虫が展示されていましたが、大阪展では関西近辺の昆虫に変更されています。
関東と関西では少し見られる昆虫も違うので、違いがわかると面白いです。
最近話題になっている昆虫で「ヒラズゲンセイ」などが展示されていますが、この昆虫は関東では見られないので東京ではなかったのではないでしょうか。
大阪ならではのコレクション「宝塚昆虫館標本」
他には「5-4コレクションを構成する」では自然史博物館に収蔵されている標本のコレクションから一部を展示しているので、ここにも違いが出ていると思います。
一際気になったのは「宝塚昆虫館標本」のコレクションです。
宝塚昆虫館は1939年に開館し1968年に閉館しました。失われた標本も多いようですが大阪市立自然史博物館に移管されて保存されているものが今回たくさん展示されています。その中には100年近く昔の標本なども残されているので、戦前に採集されていた標本が残っている事自体にも驚きました。
昔の関西の昆虫の生態系を想像することができて面白い展示だと思います。
日本初公開!絶滅目の昆虫!
大昔に絶滅してしまった「アリエノプテラ目」の昆虫が琥珀の中に入った状態で発見されました。
東京展の図録にも載っているので、パネルなどで資料は展示されていたと思いますが「日本初公開!」ということなので実物が展示されているのは今回が初めてになります。
ちょっとドキドキしますね!
新種と特定されるまでのプロセス紹介!
ギャラリートークも担当してくださった松本吏樹郎学芸員が発見した新種と、新種と認められるまでのプロセスが紹介されています。
とても楽しんだ「特別展昆虫 内覧会」
レセプションパーティみたいなものもあるのかと思っていましたが、そういうのではなくギャラリートークも展示を全体的に見て回るものだったので、普通に特別展昆虫を楽しんできました。
内覧会で招待人数も限られているおかげでゆっくり、じっくりと展示を楽しむことができたのでフリーパスを購入したかいもあったというものです。
東京展よりもボリュームが減っているといっても、それでもかなりの見ごたえのある展示と、その内容の濃さがあるのでまた何回かは期間中に行きたいと思っています。
というか内覧会は前日になるので、初日も行きます!
昆虫好きな方や、昆虫に興味を持っているお子さんのいる方はぜひ足を運んでください。
とても楽しめる内容になっています。