桜にやってきた昆虫達

桜と昆虫

桜(サクラ)の季節も終わってしまいました。今では少し残った桜がほんのりと新芽の中に残る程度になっています。
桜は日本文化に深く根付き、春になると日本の桜を見に海外からもたくさんの観光客が訪れます。そんなこともあって、英語で「Cherry blossom(チェリーブロッサム)」と名前もあるのに、海外でも「sakura(サクラ)」と呼ばれることがあるほどです。
春でなくても100円玉を手に取ればそこには桜が刻印されているのです。そのくらい日本ではなじみが深いのですね。
私もそんな桜のことがとても好きで、春になったら花見をするのが楽しみで仕方ありません。そんな時に桜にやってきた昆虫の撮影をするのも趣深いと思っています。
ここでは桜にやってきた昆虫写真をまとめています。ゆっくりとごらんになってください。

昆虫写真家の村松が撮影しています

ナナフシモドキ

ナナフシモドキ幼虫
ナナフシモドキ幼虫

ナナフシモドキナナフシという細長い昆虫で、タイミングが良いと春先に桜と一緒に見られます。この写真は晴れた日に桜で見られたナナフシモドキの幼虫です。気持ちの良い天気で桜の中を散歩していました。

桜ナナフシモドキ
ナナフシモドキ幼虫

生まれたての幼虫は桜の新芽などを食べますが、桜の花びらも柔らかくて大好きです。写真を撮った日は小雨が降る中で花びらにそっとしがみついていました。二匹が一緒にいて可愛いです。

ヒメハナバチの一種

ヒメハナバチの一種
ヒメハナバチの一種

小さなハチさんが桜の花にやってきました。ミツバチと一緒で花のミツや花粉を集めます。白とピンクの色彩の中でなんとも可愛らしい雰囲気があります。

ヨコバイの一種

ヨコバイの一種
ヨコバイの一種

花びらを見ていると小さなヨコバイの仲間をみつけました。花びらにつかまって休んでいるようです。

カゲロウの一種

桜カゲロウの一種
カゲロウの一種

クサカゲロウの仲間で、花粉を食べに桜の花にやってきたようです。桜の色の中に緑の体がとても映えていて綺麗ですね。

アシブトハナアブ

桜アシブトハナアブ
アシブトハナアブ

桜のミツを食べようとすると、顔も花粉まみれに。きれい好きなので、うまくアシを使ってお掃除します。

桜アシブトハナアブ
アシブトハナアブ

花粉やミツをなめるのはハチさんだけではありません。こちらはハナアブの仲間で後ろ足の付け根が発達しているところからアシブトハナアブと呼ばれている昆虫です。ミツバチのようなカラーリングですね!

ハエの一種

桜ハエの一種
ハエの一種

小さなハエさんも桜の花びらに止まっていました。一体どこを見ているのでしょうね。

ギンメッキゴミグモ

桜ギンメッキゴミグモ
ギンメッキゴミグモ

柔らかそうな桜の花びらですが、風が吹くとどんどん花びらは散っていってしまいます。近くに蜘蛛の巣を張っていたら大変です。花びらは綺麗ですが、クモさんからしたらせっかく張った巣がボロボロになってしまうのですから。

ヒゲナガバチの仲間

桜ヒゲナガバチの一種
ヒゲナガバチの一種

ミツバチとはちょっと違った雰囲気のハチさんです。ヒゲナガハナバチの仲間かと思います。桜の花のミツや花粉はハチの仲間をはじめいろんな昆虫に人気です。

ヤブキリの幼虫

桜ヤブキリの一種
ヤブキリの幼虫

ヤブキリという小さなバッタの仲間の幼虫です。低い位置の桜の中でじっとしていたのですが、登ってきたのか飛びついたのか。桜のふわふわの中でとても気持ちよさそうです。

イタドリハムシ

桜イタドリハムシ
イタドリハムシ

ハムシの仲間が飛んできました。イタドリヒゲナガハムシとも呼ばれ、ぎざぎざになった触角も特徴的なハムシの中では大きい種類です。桜の木に止まるとせわしなく歩き回っていました。名前の通りでイタドリの葉などを食べる昆虫ですので、桜の花にやってきたのはたまたまだと思いますが花見をしにやってきたのでしょうか?せわしなく歩き回ると、花びらの何枚か散ったところにいったん止まると体の身づくろいをしてまたどこかへ飛んでいきました。

マルカメムシ

桜マルカメムシ
マルカメムシ

いろんな植物で見られるカメムシの仲間で丸っこくて小さい昆虫です。目の赤さが桜にマッチしている!?

アカシマサシガメ

桜アカシマサシガメ
アカシマサシガメ

桜の木の根元にもいろんな昆虫がいます。地面などを歩き回っているサシガメの仲間も桜を見に来たようです。肉食性のカメムシですが桜の花に集まってくる昆虫を狙っているのでしょうか?体の赤色が桜のピンクとよく合っています。

クマバチ(メス)

桜クマバチ(メス)
クマバチ(メス)

大型のハチの仲間ですが、とても温厚な性格をしています。体が重いので、桜の花にぶらさがるよう格好になっていますね!それでも桜の花のミツや花粉は今だけのものなのだから味わっておきたいのかな。

ヨコバイの幼虫

桜ヨコバイの一種
ヨコバイの幼虫

桜の蕾(つぼみ)からひょっこりと顔を出したのはヨコバイの幼虫。ひょうきんな顔をしていますが、まるで桜のつぼみのような頭の形をしていますね

ヒメウラナミジャノメ

桜ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメ

桜も散り始めて絨毯(じゅうたん)ができていました。ほんのり曇りの優しい光の中で、ヒメウラナミジャノメがハタハタと。絨毯の上にそっと止まって休んでいます。

桜と昆虫の終わりに

桜のことは僕たちも好きですが、その周りに目をやってみると思った以上にたくさんの種類の昆虫たちがやってきているのですね!
春だけに見られる風物詩のようですが、来年にもまた見ることができるのが楽しみです。

昆虫のことがもっと面白くなる