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サビキコリってどんな虫?
サビキコリって名前が特徴的なのだけど、たぶん一番出会う確率の高いコメツキムシの仲間です。
公園などでも見ることのできる種類で、春先から姿を表して秋くらいまで長い期間見ることができます。
広葉樹の葉っぱの上なんかを歩いているところをよく見かけますが、公園の柵にくっついていたり、地面を歩いていたり、灯火なんかにもやってきます。
一番良く見かけるコメツキムシなんだけど、裏返してもあんまり跳ねなかったりするので、コメツキムシとは違うと思っている人もいそうですね。
コメツキムシ科
昆虫の分類の中で硬い羽を持つのが特徴の「甲虫目」があり、その中の「コメツキムシ科」に属しています。「サビキコリ」はその中の一種です。
日本では800種ほどが知られており、体をひっくり返すと、胸と羽の部分をV字に曲げて、その姿勢を戻す反動で勢いよく飛び跳ねます。その様子がまるで米をついているようなのでコメツキムシと名付けられました。
サビキコリの特徴
灰褐色の体色で、まだらになった感じが金属の錆(さび)のように見えて名前がつけられたのでしょうね!
サビキコリ
生態
死んだふり
しんだふりも得意な昆虫で、捕まえようとしたら死んだふりで落っこちてしまうこともしばしば。
サビキコリの食べ物や餌(エサ)
幼虫は土中で成長し、植物の根や他の昆虫などを食べるとされています。
成虫は樹液にやってきている姿も見られますし、弱った虫なんかも食べる雑食性です。
光にもやってくる
サビキコリには走光性があり、灯火やライトトラップにもよくやってくる昆虫です。
しかし、夜行性ということもなく昼間でもよく活動している昆虫です。
分布や生息環境
日本では北海道から九州まで見ることのできるコメツキムシです。
各地で普通に見られる普通種です。