ミヤマクワガタ

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ミヤマクワガタのオスの写真

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メス♀は専科が艷やか(京都)

ふともも部分に黄色い紋も見える(京都)

夜中に樹液にやってきたミヤマクワガタのオス♂(大阪)

ノコギリクワガタのメス♀

お腹側には金色の毛が生えている

ノコギリクワガタのメス♀

張り出した耳状突起が特徴的

ノコギリクワガタのオス♂

フジ型の大アゴ

ノコギリクワガタのオス♂

ミヤマクワガタってどんな虫?

標高が高く涼しい環境を好むために、深い山で「深山(ミヤマ)」と名付けられたクワガタムシです。ですから、ちょっと山の中に入らないと見つけられないことから、子供の頃には見つけるハードルの高い昆虫でした。ですから、ミヤマクワガタは憧れのクワガタムシだったんですね。

ミヤマクワガタの特徴

耳状突起と呼ばれるオスの頭部の後ろ側に張り出した部分が特徴的なクワガタムシです。

ミヤマクワガタのオスの写真
ミヤマクワガタのオス♂。頭の後ろがしっかりと張り出している。小型の個体になるとこの傾向は弱くなります。

オスの大アゴの形

オスの大アゴはその形態から大きく三種類に分けられています。

  • フジ型:先端の開きが小さく、第一内歯が大きい。
  • 基本型:フジとエゾの中間で、先端の開きから全体的な内歯のバランスが大きくかわらない
  • エゾ型:先端の開きが大きく、第一内歯が小さい。
ミヤマクワガタのオスの写真
「フジ型」の大アゴ。比較しないとわかるものではないが、先端の開きは小さく一番頭側の第一内歯が大きく発達している。

金色の毛

オスは体全体的に、メスは体の腹側に金色の毛が生えています。

メスの特徴

オスは全体的に微毛が生えていることでフワっとした印象なのですが、メスは金色の毛は腹側にしか生えていないので上から見ると黒くツヤっとしています。

脚(アシ)の太もも部分に黄色い紋が入っているのも特徴です。

ミヤマクワガタのメスの写真
背中がツヤっとしている。ノコギリクワガタのメスは赤みが強くマットな印象になります。
ミヤマクワガタのメスの写真
威嚇のポーズをとっているのでよく見える。お腹側の金色の毛と、太股部分の黄色い紋。

木を蹴ると落ちてくる

ノコギリクワガタなどと同じように、木を蹴ると落ちてきたりします。これは振動によって死んだふりをするために落ちてくるのですが、脚(アシ)をのばしたまま硬直していることが多いようです。

暑いのは苦手

酷暑と乾燥に弱い昆虫です。ですから標高の高いところを好んでいるのもあります。

温暖化などによる環境の変化にも弱いので環境調査の指標昆虫にもなっています。都道府県によっては絶滅の可能性があるとして何らかの指定を受けたりもしています。

クワガタムシ科

昆虫の分類の中で硬い羽を持つのが特徴の「甲虫目」があります。その中に「クワガタムシ科」は含まれており、ミヤマクワガタはその中の一種になります。日本では40種ほどが知られており、オスは大きなアゴを持つことで子供から大人まで人気の高い昆虫です。飼育も盛んに行われています。

ミヤマクワガタの寿命

孵化(ふか)から成虫になるまで1~2年くらいかかります。秋に成虫になると、そのまま蛹室の中で過ごして次の年に暖かくなると出てきます。

しかし、外に出てからの寿命はそんなに長くないので、一度外に出ると越冬することなく寿命を迎えます。

トリビア:同じ名前の植物がある

なんと同じ和名の植物があります。オオバコ科の高山植物で、深山に生息している点で昆虫のミヤマクワガタと同じ由来です。きれいな可愛い花を咲かせます。

クワガタムシ科まとめ 鍬形虫図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

宝石のように輝く小さな命を写し止める昆虫写真家。
昆虫の魅力を伝えることで、その未来を輝かせることをテーマにしている。
カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動をしながら次代の育成にも力を入れている。
詳細なプロフィールはこちらのページで。

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