オニヤンマ 

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オニヤンマの写真

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顔は鬼のように怖いだろうか?

産卵しにやってきた。成虫になるまで3~4年かかるようだ。

黒色に黄色のシマの虎柄だ

お尻を水面に叩きつけるように産卵する。ドッドッと音がするくらいだ。

オニヤンマってどんなトンボ?

オニヤンマといえば日本で一番大きなトンボで、トンボ好きの子供にはたまらなく憧れの昆虫です。テレビの「香川照之の昆虫すごいぜ!」でも特集されていましたね!

オニヤンマの「鬼(オニ)」の由来とは?

名前に鬼(オニ)の字を当てられたトンボ。
その由来は顔が怖いからだとも言われていますが、鬼(オニ)が身につける虎柄から連想されて名付けられたとも言われています。
「大きい」の意味合いも多少はあるのではないかと思いますが、それだと他の昆虫にあまり「オニ」とつけられてはいないですし違うのでしょうね。

日本最大のトンボ

日本最大のトンボで「オニヤンマ科」のトンボです。
メスの体長は「98〜114mm」と10センチを超える大きさで、サイズに比例して羽ばたく力もとても強いです。
子供だとしっかり羽を持たずに、胸などを掴んでいると逃げられてしまうかもしれません。

美しいグリーンの複眼

オニヤンマの複眼はとても美しいグリーンカラーをしています。
死ぬと黒くなってしまうこの色は生きているときだけに見られるものなのですね。

オニヤンマ
黒と黄色のボディにグリーンの複眼が美しい大型のトンボ。

高い飛翔能力「ホバリング」

時速は70キロと言われ、高速で飛翔から急旋回までできる上にホバリングと呼ばれる空中静止までできるのだから本当にすごいんです!

食べ物、餌(エサ)は?

成虫のオニヤンマ

他の昆虫を捕らえて食べます。高い飛翔能力を持っているので、飛んでいるハエやアブ、ハチ、ガなどを空中で捕えます。

オニヤンマのヤゴ(幼虫)

オニヤンマに限らずトンボの仲間の幼虫は「ヤゴ」と呼ばれます。
オニヤンマのヤゴは水中に生息し、孵化したての時にはミジンコやボウフラなどを捕食しますが、大きくなるとメダカやオタマジャクシを捕まえて食べるようになります。

オニヤンマに「天敵」はいるのか?

他の昆虫を捕えるオニヤンマですが、それでも昆虫を食べる動物からは狙われてしまいます。
鳥やコウモリなどが代表的で、昆虫の中では弱肉強食の強者でも、もっと大きな動物には敵わないのですね。

オニヤンマが見られる時期

7月や8月に多く見られますが、6月上旬から10月頃まで見ることができます。

生息している場所

国内では全国的に見られる昆虫で、平地から山地の水のきれいな小川や渓流などに生息しています。
大きな湖や河川ではなく小規模な水の環境を好むようです。

オニヤンマの寿命

オニヤンマの成虫は数ヶ月の命であるが、幼虫期間がとても長いんです。
幼虫の時期を3~4年過ごすと言われていて、冬の時期も幼虫の姿で越冬しています。
大きく育つのには時間がかかるんですね!

豪快な産卵にびっくり

メスの産卵は空中でホバリングをしながら、お尻を水面に叩きつけるように産卵します。
その勢いで水底の砂の中に産卵するんですね。
体の大きさだけでなく長大な産卵弁を持っているので「ドッ」「ドッ」という音がが聞こえるほど豪快な産卵です。
なんだか音が聞こえるなぁ、と思ってあたりを見渡すとオニヤンマが産卵していてびっくりした経験があります。

オニヤンマ
オニヤンマは水面に腹部を打ち付けるように産卵する。

オニヤンマ科とヤンマ科の違い

トンボの科では「ヤンマ科」と「オニヤンマ科」が分かれています。
名前も似ているのでちょっと紛らわしいですね。
ヤンマ科のトンボとの違いは、複眼の接している部分に大きく現れています。

オニヤンマ科では左右の複眼が1点だけで接するのですが、ヤンマ科のトンボは左右の複眼がしっかりと接しているのです。

コオニヤンマとオニヤンマの違い

コオニヤンマというトンボがいるのですが、サナエトンボ科のトンボで違う種類になります。
配色が黒地に黄色と似ている点はあるのですが、コオニヤンマはサナエトンボ科の他のトンボのように複眼がしっかりと離れています。正面から見ると全然似てないのですね。オニヤンマの小さいバージョンというわけではないのです。

扇風機を見つけると動きが止まる?捕まえ方の参考にも

これはオニヤンマの習性に由来するものです。
オニヤンマのオスはメスを見つけると数秒間動きを止めてホバリングをして狙いを定めます。そこから一気に飛びかかって連結するのです。その後はしばらく飛び回ってから樹上などで静止してオスとメスがつながります。

扇風機をオニヤンマのオスの前に持っていった場合、オスはそのくるくる回る羽の動きをメスと勘違いしてしまうのです。
オスは羽ばたくものを全てメスとみなすので、他のオスを見つけても飛びかかっていきます。
ですから、扇風機を見つけると動きが止まるというのは本当なのですね!
指をくるくる回しながら近づくとトンボを捕まえやすい、というものはこの習性からきているもので根拠のある話なんですよ。

オニヤンマ科まとめ トンボ図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動をしながら次代の育成にも力を入れて活動しています!
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