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コオニヤンマってどんな虫?
オニヤンマを小さくしたような雰囲気から名付けられたのかも知れませんが、サナエトンボの仲間になります。
配色は黒と黄色のデザインで。オニヤンマのようにも見えますが、体の割に頭部が小さく複眼も離れています。
(オニヤンマは複眼が一点で接する)
後脚(一番うしろの脚)が非常に長く発達しているのも特徴的です。
ヤゴの時代は、樹林が近くにある河川や小川で生活し、平べったい枯葉状になっている独特なフォルムです。
サナエトンボ科
小さいオニヤンマかと思ったら、別のグループです。
オニヤンマは「オニヤンマ科」ですし、ヤンマとつくけど「ヤンマ科」でもありません。
サナエトンボ科の仲間になります。
昆虫の分類でトンボ目があり、その中のサナエトンボ科の一種にコオニヤンマは含まれます。この仲間にはウチワヤンマやミヤマサナエなどがいます。この仲間はトンボの中でも複眼が離れているのが特徴の一つです。
コオニヤンマの特徴
ヤゴ(幼虫)
トンボの仲間はみんな肉食で、幼虫時代は水中で過ごします。
コオニヤンマの幼虫は腹部の幅が広く、上から見ると小判のようにも落ち葉のようにも見える体型をしています。
なかなか独特なフォルムで、顔にも愛嬌があります。
触角の先は丸くなっているのもユニークな雰囲気に拍車をかけていますね。
分布や生息環境
北海道から九州にかけて広く分布します。
丘陵地などで周りに樹林があるような環境で、河川や小川近くで見られます。