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ヒメエグリバってどんな虫?
エグリバの仲間の中では小型の部類で、羽に入った黒い線が角々して見えるものはかなり特徴的です。
しかし、模様のほとんど無いような変化のある個体も見られるので注意が必要です。
暗くなって家に帰ってくると玄関先にくっついていました。
光に集まる習性があるようです。
ヤガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれ、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる中の「ヤガ科」にヒメエグリバは含まれます。
ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。
漢字で「夜蛾」と書きますが、昼間に活動するものもいます。
ヒメエグリバの特徴
エグリバ(抉り羽)の名前にもあるような、羽にえぐれた部分があるのと、その羽の突出で特徴的な形態をしています。
模様には直線的な濃い模様が入ったものから、模様のほとんど無いものまで見られるので、サイズと羽の形で見分けるのがよさそうです。
ヒメエグリバの生態
ヒメエグリバなど、蛾の仲間は「完全変態」をする昆虫です。
完全変態とはサナギの期間があることで、幼虫時代と成虫とでは大きく姿が変わることが特徴的です。
年に3~4回ほど発生を繰り返し、5~11月頃に見ることのできる昆虫です。
幼虫で越冬
ヒメエグリバは若い幼虫の状態で冬を超します。
ヒメエグリバの分布や生息環境
本州から沖縄まで広く分布し、暖かい地域では普通に見られます。
国外では、東アジアからインドにかけて広く分布しています。