写真ギャラリー
オオアカマエアツバってどんな虫?
褐色の羽に不明瞭な模様が少し入っています。
羽の外側の淡褐色の線は比較的明瞭です。
ヤガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群です。ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。
ヤガ科の中で「クルマアツバ亜科」に分類されています。
生態や行動など
見分け方
メスの触角は糸状ですが、オスは触角の途中にコブを持ちます。
ニセアカマエアツバやアカマエアツバに似ています。
ニセアカマエアツバとは下唇鬚(かしんしゅ)と呼ばれ頭部のツノのように見える部分で見分けられます。
上から見たときに平行に近いのがオオアカマエアツバで、ニセアカマエアツバはVの字に広がります。
アカマエアツバは本土では珍しく、スジがぐにゃっと曲がった模様をしているそうです。
食べ物や餌(エサ)は?
幼虫は広葉樹の枯葉を食べるといった植生ですが、与えれば生葉も食べるようです。
成虫は糖蜜にやってきたのを観察しました。
生息地と分布
北海道から九州、対馬、屋久島、奄美大島で見られます。
海外では朝鮮半島、ロシア南東部、台湾、中国、インド、スリランカからインドシナ、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島など広く分布しています。