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ナンキンキノカワガってどんな虫?
幼虫がナンキンハゼにつきます。
6月頃から成虫が見られますが、成虫で越冬するので晩秋や早春にも見ることができます。
3月の糖蜜にやってきたナンキンキノカワガがいましたが、越冬していた個体が動き出したのでしょう。
樹皮についていると見分けがつきにくい擬態の名人ですが、前脚がふわふわに発達しているのも特徴的です。
コブガ科
昆虫の分類でチョウ目があり、その中で一般に蛾(ガ)と呼ばれる仲間になるのですが、その中の分類で更に細かく「コブガ科」があって、そこに含まれる一種です。
ナンキンキノカワガ亜科に分類されています。
ナンキンキノカワガの特徴
樹皮に擬態する羽の模様で、個体によって変化が大きい。
前脚の毛が発達してふわふわしているのも特徴的です。
生態や成長など
食べ物や餌(エサ)など
幼虫は中国原産のナンキンハゼにつき、名前の由来にもなっています。
成虫は越冬していた個体が春先に糖蜜にやってきたのを観察しました。
幼虫
音を出す蛹(サナギ)
サナギになる場所のものを繭の素材にすることで、サナギも擬態して見つけにくくなっています。
さらにサナギは威嚇のために音を出すことが知られています。
分布や生息環境
北海道から九まで見られる昆虫です。
海外ではインド~オーストラリアの地域まで広く分布します。
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コブガ科まとめ 瘤蛾図鑑
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