ヨナグニサン

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ヨナグニサンの写真

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オレンジの触角に可愛らしい顔

ヘビのような模様が羽にある

とても大きい。

羽の裏の模様も美しいです

羽の裏側は雰囲気が違いますね

ヨナグニサンの卵

ヨナグニサン。アトラスモスなどとも呼ばれます

ヨナグニサンってどんな虫?

モスラのモデルになったとも言われ、ヨナグニサンは日本で一番大きな蛾(ガ)として知られています。ちょっとした憧れの昆虫です。羽の模様にはヘビの顔が浮き出ていたりもします。

いつかは本物が見てみたいと、沖縄の方へ行ってみたり、バリ島へ行ったときにもヨナグニサンが見られるという場所を訪れましたが、すべてタイミング悪く出会うことは叶いませんでした。

そんなヨナグニサンですが、伊丹市昆虫館で飼育展示されていました(2019年)。ケース越しですが、そこで見たのが初めての出会いです。

他にも見に来ている人はたくさんいましたが、どこかのお母さんが「こんなの庭にいたら引っ越すわぁ」とか言っていましたが、その家に引っ越せたら楽しそうです。

日本一の大きさ

ヨナグニサンの写真
ヨナグニサン。手のひらに収まらないどころではない大きさです。

ヨナグニサンは日本一の大きさの蛾(ガ)で、子供の顔なんかもすっぽりと隠れてしまいます。世界一とも言われていますが、羽の面積では別種のヘラクレスサンに敵わないようです。

ちなみに、チョウ目全体で見ると世界一の大きさと言われているのは「アレクサンドラトリバネアゲハ」です。

ヨナグニサンはモスラのモデル?

有名なゴジラに出てくるモスラをご存知ですか?あのモスラはヤママユの仲間をモデルにしたと言われており、その中でもひときわ大きいヨナグニサンも参考にされたのでしょうね。ヨナグニサンの名前のところでも紹介しますが、この大きく美しい蛾(ガ)には神聖さもあります。

モスラ(Mothra)って「モス(moth)」と「マザー(mother)」を組み合わせて作られたんですよ。劇中でもモスラは良い怪獣として描かれていますね。神聖さを持った昆虫のヨナグニサンは人類の母というような意味合いも込められていたんでしょうね。

ヨナグニサンに隠れたヘビの姿

ヨナグニサンの羽にはヘビの顔が隠れていることも有名で、これには他の鳥類などを威嚇する意味もあるのではないかと言われています。面白いのでクイズ番組などでも取り上げられますね。

ヨナグニサンの写真
ヨナグニサンの羽の拡大。見事にヘビの顔のようです。

ヨナグニサンの名前

与那国島で見つかったからヨナグニと名付けられました。そのままですね。与那国島では別名で「アヤミハビル」などとも呼ばれます。

世界ではその大きさからアトラスモスなどとも呼ばれています。

クプクプバロン

インドネシアでは「クプクプバロン」とも呼ばれています。クプクプとはチョウのことを指していて、バロンとはバリ島に伝わる聖獣のことを指しています。

この大きく、美しい模様を持ったヨナグニサンが神聖なものとして捉えられているのが名前からもわかります!

ヤママユガ科

昆虫の分類でチョウ目があり、その中には私達の知る蝶(チョウ)や蛾(ガ)が含まれています。このサイトでは一般的な分け方である蛾(ガ)の仲間を「ガ類」としており、その中に「ヤママユガ科」は含まれています。この仲間は大型の種類が多く含まれています。ヨナグニサンは日本一とも世界一とも言われる大きさの昆虫です。

ヨナグニサンはどこで見られる?

日本では南西諸島の西表島、石垣島、与那国島に生息していると言われています。日本が見られる北限になっていますが、世界では東南アジアからインド、中国や台湾でも見ることができます。

しかし、西表島や石垣島での目撃はかなり少なく、石垣島では絶滅したとも言われています。

灯火に集まる習性もありますので、SNSなどでは玄関や庭にとんでもなくでかい蛾がやってきたなんて投稿も見かけます。

ヨナグニサンの幼虫が食べるのは?

ヨナグニサンの幼虫は色んな食草を食べます。アカギ(トウダイグサ科)、モクタチバナ(ヤブコウジ科)、トベラ(トベラ科)の植物などです。成虫の体も大きいですが、もちろん幼虫も大きいのでたくさん食べます。

たくさん食べるので、数が増えると食草が足り無くなってしまうかもですよね。そのせいかはわかりませんが、先に生まれた幼虫が近くにある卵を食べてしまったり、共食いをすることもあるようです。

ヨナグニサンの成長

ヨナグニサンは完全変態をする昆虫です。段階によってその形態は変わってきます。

不思議な模様の卵です。事前の中では葉っぱに一個ずつ距離を離して産卵するようですが、ケースの中で産卵されたものはちょっと塊になって産み落とされていることが多いようです。

産卵されてから十日ちょっとで幼虫が出てきます。

ヨナグニサンの卵の写真
ヨナグニサンの卵。不思議な模様がついています。

幼虫

幼虫も日本最大ボリュームです。ライトグリーンの体に水色模様が入っているのはシンジュサンの幼虫と同じくポップなお菓子のような印象ですが、ヨナグニサンの幼虫はロウ状の物質を分泌して白っぽくなっています。それはそれでシュガーパウダーをふりかけたお菓子みたいです。

気温で成長速度は変わりますが、大体2ヶ月くらいで繭を作ります。

繭(まゆ)、蛹(サナギ)

年に数回発生するので春先から生まれて成長してきたヨナグニサンは1~2ヶ月で羽化して羽ばたいていきます。

秋に繭になったヨナグニサンはその状態で越冬します。

成虫

繭を突き破って出ていた成虫は、大きな羽で飛んでいきます。

ヨナグニサンの写真
ヨナグニサンのメス♀

準絶滅危惧(NT)

数がもともと多くないこともあり、環境省のレッドデータブックでは「準絶滅危惧種」に指定されています。

沖縄県の天然記念物

沖縄県では天然記念物に指定されています。

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この記事を書いた人

村松佳優

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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