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ヤエヤマカラスアゲハ

ヤエヤマカラスアゲハの写真

写真ギャラリー

集団でよく集水している(石垣島)

水たまりで吸水する、スポットライトがあたって美しい(石垣島)

羽根を広げると見えるきれいな模様。表と裏で印象が変わるのも魅力的だ(石垣島)

遠くにカラスアゲハらしき影。期待が膨らむ(石垣島)

向かい合うように吸水しているのがなんだか面白かった。もう少し羽を開いてくれると嬉しかったのだけど、見る角度で色に変化があるのがよくわかる一枚になった(石垣島)

たっぷり飲んだら葉っぱに止まって休憩する(石垣島)

ヤエヤマカラスアゲハってどんな蝶?

石垣島へ行った時にガイドさんに綺麗な昆虫がたくさんいるところに連れて行ってほしいとお願いしました。その時に連れて行ってくれたのは、少し山を登った林道でした。数日前に雨が降って、まだ水たまりが残っていたり、山の上の方から湧き水のようなものが流れている細い道でした。そこでは何頭かのヤエヤマカラスアゲハが吸水しにきており、日も差してきてその羽根が綺麗にきらめいていました。集団というほど凄いものではなかったですが、それでも何頭ものカラスアゲハが同じ場所にやってきて給水しているのを見ることができたのはとても印象深かったです。

水たまりのある林道

ヤエヤマカラスアゲハと道の写真
ヤエヤマカラスアゲハを見つけた林道。水たまりがあって、この奥では湧き水のようなものも出ていた。

吸水するヤエヤマカラスアゲハ

ヤエヤマカラスアゲハの写真
ヤエヤマカラスアゲハが吸水しています。

アゲハチョウ科

チョウの分類の中にアゲハチョウ科があります。ヤエヤマカラスアゲハはアゲハチョウ科の仲間でカラスアゲハと近い種類になります。

ヤエヤマカラスアゲハの特徴

黒色の上で輝く鱗粉

成虫の羽はとても綺麗で、緑と青色がキラキラ輝いて綺麗なチョウチョです。カラスアゲハは全国的に見られますが、沖縄の方と八重山諸島に分布するものは種類が分けられています。地理的な変化も大きいのでカラスアゲハは人気の高いチョウです。

羽の裏には赤い紋が、後ろの羽に入っています。クロアゲハとも少し似ていますが、前の羽に入る明るい部分が帯状になっていることで区別できます。

ヤエヤマカラスアゲハの分布と近縁種

生息地の違いで近縁種として3種います。

  • 北海道から九州:カラスアゲハ Papilio dehaanii
  • 奄美大島から沖縄諸島:オキナワカラスアゲハ Papilio ryuensis
  • 八重山諸島:ヤエヤマカラスアゲハ Papilio bianor

ヤエヤマカラスアゲハは他と分布が重なることもありませんので、現地で見ることができればヤエヤマカラスアゲハです。

ヤエヤマカラスアゲハの生態

よく吸水するチョウ

よく地面に降りて吸水しています。川の付近や水たまりなどでも集団で吸水しているのを見かけることができます。そして、どんどん飲んで、たくさんおしっこをするんですね。吸水行動は、ミネラルを摂取していると言われています。

ヤエヤマカラスアゲハ
ヤエヤマカラスアゲハの吸水。羽が少し開いて美しい羽の模様が見えている。

幼虫の食べ物や餌(エサ)

ハマセンダンやカラスザンショウなどのミカン科の植物を食べます。柑橘系の葉っぱが好きなのはアゲハチョウの仲間に多い傾向です。

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アゲハチョウ科まとめ 蝶の図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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