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キタキチョウ(キチョウ)

キタキチョウの写真

写真ギャラリー

逆光で美しい

葉裏に止まっています

12月、木の幹でじっと寒さに耐えていました(奈良)

夜のキタキチョウ。夜は葉っぱに捕まってお休みです(滋賀)

のんびり休息

シロチョウ科まとめ 蝶の図鑑

キタキチョウってどんな蝶?

小さい頃は、モンシロチョウやアゲハチョウに混じってキチョウもよく見かけるチョウチョでした。黄色くて小さいチョウを見かけたら全部「キチョウだ!キチョウだ!」って言っていたように思います。アゲハと間違うことはなかったと思いますが、モンキチョウなどは見つけても、ちょっと模様の入った変わったキチョウくらいに思っていました。

春から見られるとてもメジャーなチョウですね!

シロチョウ科のチョウチョ

チョウの分類の中で「シロチョウ科」があります。「キタキチョウ」はその分類の中の一種になります。シロチョウの仲間にはモンシロチョウやツマベニチョウなどが含まれています。

キタキチョウ

キタキチョウの写真
模様が不明瞭ですが、本州で撮影しているのでキタキチョウです。区別点は色々ありますが例外も出てくるので難しいですね。

キタキチョウの特徴

キタキチョウとミナミキチョウ

ある時とても驚く話が入ってきました。昔は「キチョウ」で統一されていた「種」になるのですが、調査によって「キタキチョウ」と「ミナミキチョウ」の二種類にわかれることがわかったのです。
ミナミキチョウは南西諸島に生息しています。もとは一緒と思われていたくらい似ているので、見分けるのはちょっと難しいのですが、南西諸島ではキタキチョウが混在しているので注意が必要です。
正確に判断するには、食草を参考にした上で成虫の形状から判断したりもあるようです。

よく言われている区別点としては、後ろ羽が少し角ばっているのが「キタキチョウ」で、後ろ羽が少し丸っこいのが「ミナミキチョウ」です。

少し小さめのシロチョウ

シロチョウの中では小型のチョウです。小型と言ってもシジミチョウなどよりは大きいですよ。

キタキチョウの生態

成虫で越冬し、早春に見られる

キタキチョウは成虫で越冬をします。そのため、暖かくなるといち早く飛び始めるので春先の早い段階から成虫を見ることができます。

寒さにも耐えて越冬できるのはとても凄いことです!
たまに霜が降りてしまった越冬中のキタキチョウや、雪の中のキタキチョウの写真を見ますが、よく冬を越せるものだとびっくりしてしまいます。

キタキチョウの写真
12月に見つけたキタキチョウ。寒さに耐えてじっとしています。次の週に同じ場所を見たときには見つかりませんでした。
暖かい日に移動したのでしょうか?

霜は降りていませんでしたが、正月に実家に帰省した時に庭でキチョウを見つけました。
地面に落ちていたのですが、止まっていたところから落ちて飛ばされてきたのでしょう。少し室内で観察しましたが、最後は止まりやすそうな枝を探して放してあげました。

その後どーなったのかは気になるところですが、春には元気に飛び立ってくれたことを祈っています。

キタキチョウを見つけたときのツイート

夜のキタキチョウ

キタキチョウは昼間に活動する昆虫なので、夜の間は葉っぱなどに捕まってじっと休んでいます。

キタキチョウの写真
夜中に見つけたキタキチョウ。お休み中です。

キタキチョウの分布や生息地

キチョウは本州から沖縄まで見られるチョウで、少し緑の多いところに行くとたくさん見ることができます。

キタキチョウの仲間をもっと見る!

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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