毎月昆虫に出会える!「月刊ムシミル」

タテハモドキ

タテハモドキの写真

写真ギャラリー

オレンジ色に眼状紋が特徴的

夏型のメス♀はスジが白い

夏型のオス♂はスジが淡い黄褐色

タテハモドキってどん蝶?

大きな目玉模様が特徴のタテハチョウの仲間です。
裏にも表にも目玉模様があるデザインで、表の羽はオレンジ色の中に目玉模様が入って個性的です(夏型)。

タテハモドキの特徴

夏型の眼状紋が目立つデザインはかなり特徴的で近似種もおらず見分けるのは難しくありません。

夏型と秋型の変化

タテハモドキは夏型と秋型で裏の羽の模様が大きく変わります。
夏型では眼状紋が目立つが、秋型になると目玉模様がなくなって枯れ葉のようなデザインになります。
秋になると枯れ葉が多くなるのでそのような変化をするようになったのでしょう。枯れ葉模様になるとまるでクロコノマチョウにも似ています。

オスとメスの違い「夏型」

秋型の枯れ葉デザインではオスとメスで違いはほとんどありませんが、夏型の眼状紋タイプではオスとメスに違いが見られます。
羽の中央を通るスジがオスでは淡い黄褐色で、メスは白色になります。

タテハモドキの写真
メスはスジが白い。
タテハモドキの写真
オスではスジが白っぽい黄褐色。

タテハモドキの成長

幼虫

幼虫の時はトゲトゲのついた黒色のトゲイモムシです。

蛹(サナギ)

白黒っぽい、砂利のようなトリノフンのようなデザインの垂蛹(すいよう)です。

タテハモドキの分布や生息地

九州の南部から南西諸島にかけて生息するチョウです。

以前は九州に定着していませんでしたが、温暖化の影響か今では九州の北部でも見られるようになってきています。

タテハチョウの仲間をもっと見る!

タテハチョウ科まとめ 蝶の図鑑

タテハチョウ科のバナー
関連記事(一部広告含む)

この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。
TwitterInstagramもやっているのでフォローや応援してもらえたら嬉しいです(^^)