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ナナホシキンカメムシ

ナナホシキンカメムシの写真

写真ギャラリー

産まれて間もない幼虫(石垣島)

キンカメムシの幼虫(石垣島)

幼虫の時は赤い模様が入っています(石垣島)

幼虫の頃からキラキラしています(石垣島)

光の角度で青みが強く見える少し大きくなった幼虫(石垣島)

光の当たり加減が美しい一枚(石垣島)

キンカメムシの仲間は体に厚みがあります(石垣島)

胸のところにも紋が入っています(石垣島)

絶妙なグラデーション(石垣島)

お腹の部分には6個の紋が並んでいます(石垣島)

日陰にいても美しい光沢(石垣島)

小雨の中で葉裏に隠れたキンカメムシ(石垣島)

ナナホシキンカメムシってどんな虫?

キレイな光沢

キラキラ光沢が光って見えるところから「キン」と名付けられているのだと思います。葉っぱの上に止まっているときも、飛んでいるときも美しい光沢が視線を釘付けにする昆虫です。太陽の日差しがあたっているときには、更にキラキラと輝いてとても美しいです。

ナナホシキンカメムシの幼虫

ナナホシキンカメムシは生まれたての幼虫のときから光沢の美しい体をしています。

ナナホシキンカメムシの写真
産まれて間もないナナホシキンカメムシの幼虫。キラキラした光沢と、お腹のところには赤い模様が広く入っているのですね。この模様は成長していくと小さくなっていって成虫になると完全に隠れます。

ナナホシキンカメムシの写真
少し大きくなったナナホシキンカメムシの幼虫。体が少し大きくなってしっかりしてきた印象ですね。見る角度によって青っぽく見えたり、緑色っぽく見えたりします。

ナナホシキンカメムシの成虫

ナナホシキンカメムシの写真
幼虫のときから比べて強い光沢があるのは変わりませんが、緑や黄色の光沢感が強くなります。そしてよく見ると脚の色は青色や赤色で装飾されているようでなんとも見事です。
ナナホシキンカメムシの写真
ちょっと先の尖ったような顔つきですね。頭の先までキラキラと輝く光沢があります。

七つの星

ナナホシだから背中に星が七つかと思ったらそんなこともないんですね。星の少ないものもいたりします。それでも緑の美しい光沢の中に美しく星が入っているのは見ごたえのある昆虫です。晴れた日に飛んでいる姿は本当に宝石が飛んでいるようです。

ナナホシキンカメムシの写真
葉裏に止まるナナホシキンカメムシ。ぱっと数えても10個の星がありますね。葉っぱの裏にいても柔らかい光でその美しい光沢が見事です。
ナナホシキンカメムシの写真
葉っぱの上のナナホシキンカメムシ。背中には6個の星がありますね。胸のところまで合わせると何個になるかはわかりませんが7個ではなさそうです。

キンカメムシ科

昆虫の分類にカメムシ目があります。その中に含まれる「キンカメムシ科」の昆虫のことで、熱帯を中心に派手な模様の美しいものが多数生息しています。日本では10種程度が知られており、有名なものではオオキンカメムシやアカスジキンカメムシなどが生息しています。特に美しいもので「ニシキキンカメ」がいますが、複雑で美しい模様を持っており日本に生息する昆虫の中でも5本の指に入る美しさです。

集団越冬

成虫で越冬するのですが、集団で集まって春を待つことが知られています。この生きた宝石のような昆虫がたくさん集まっている姿は圧巻でしょう。僕は越冬を見られる時期に南西諸島の方へ行ったことがないので、いつか見てみたいものです。

似た種類のハラアカナナホシキンカメムシ

上からの見た目は似ていますが、お腹の方を見てみると「ハラアカ」の方は赤っぽくなっています。ナナホシキンカメムシは足の腿(もも)部分が赤いが、お腹はきれいな緑色をしています。

キンカメムシ科まとめ 金亀虫図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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