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クワゴマダラヒトリってどんな虫?
よく見ることのできるヒトリガの仲間で、クワの近くで見つけることも多いです。名前に「クワ」と入っていますが、その食性は広く色んな植物で見ることができます。
首元に黄色っぽい毛が生えていて襟巻きをしているように見えるのも特徴的です。模様は個体によって変化が少しあるようです。基本はゴマダラっぽい模様に「く」の字になったような模様が入っています。
ヒトリガ科
チョウ目の中で一般に蛾(ガ)と呼ばれる仲間ですが、その中の分類で更に細かく「ヒトリガ科」に含まれる一種になります。ちなみにこの「ヒトリ」は「一人」ではなく「火取」と書きます。これは、ヒトリガの仲間の多くに走光性があり、光に集まってくる習性から名付けられました。
幼虫の特徴
幼虫は小さい頃は糸を吐いて巣を作ります。そこで集団生活をするので「クワの巣虫」の別名もあります。
大きくなると、頭部は赤黒のものや、全体が黒っぽくなるものなどがいます。激しく毛が生えているので怖そうに見えますが、毒があるという話は聞きませんのでそんなに気にしなくて大丈夫です。
クワゴマダラヒトリの幼虫
オスとメスの違い
メスは白っぽい乳白色をしていますが、オスでは褐色になり雰囲気が大きく変わる昆虫です。
生息地と分布
北海道から九州まで広い範囲で見ることができます。よく見かける昆虫で見かけることも多いでしょう。