写真ギャラリー
エルモンドクガってどんな虫?
全体に白い印象の蛾ですが、その羽根には「L字」の模様がくっきりと入っていているのが特徴的です。
似た蛾の仲間は何種類かいるのですが、このL字模様で多種とは簡単に識別できます。
ドクガ科
昆虫の分類でチョウ目があり、その中で一般に蛾(ガ)と呼ばれる仲間ですが、その中の分類で更に細かく「ドクガ科」に含まれる一種になります。漢字では毒蛾と書ますが、実際に毒を持っている種類は少数です。
エルモンドクガの生態や成長
エルモンドクガなど、蛾の仲間は「完全変態」をする昆虫です。
完全変態とはサナギの期間があることで、幼虫時代と成虫とでは大きく姿が変わることが特徴的です。
年に2回発生すると考えられています。
ドクガの仲間だけど毒はない
ドクガ科の昆虫は名前に毒と入っていますが、みんなが毒を持っているわけではありません。
毒を持っているドクガの仲間はほんの一部です。
エルモンドクガも毒は持っていないとされています。
灯火にやってくる走光性
光に向かって飛んでいく習性のことを走光性と呼びます。
エルモンドクガの成虫にも走光性があり、灯火などにもやってきます。
幼虫で越冬
エルモンドクガの幼虫は終齢幼虫まで成長すると、そのまま幼虫の状態で冬を越します。
エルモンドクガの幼虫
地色は黒色ですが、胸部には黄色の毛が目立っている毛虫タイプです。
刺激すると、頭胸部を持ち上げて毛を前方に逆立てる威嚇をします。
分布や生息環境
日本では北海道から九州まで見られます。
低山地から山地でよく見ることができ、幼虫はニレ科の葉っぱの上などで見つかります。
ドクガの仲間をもっと見る!
ムシミルではたくさんの昆虫の面白い!を届けていきます。
綺麗な写真をたくさん使って紹介していますので、他の昆虫も是非ご覧になってください。
これからもムシミルをよろしくお願いします!