タケノホソクロバ

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タケノホソクロバの写真

写真ギャラリー

メス♀を探しているのかな?そんな風に思うと凛々しい姿に見えてきます(大坂)

交尾。上がメス。下がオス。(大坂)

交尾(大坂)

白いつぶつぶの卵(大坂)

オレンジに黒の斑点模様(大坂)

笹を食べる幼虫(大坂)

黒い斑点から出ている毛には毒針毛を持つ(大坂)

葉っぱに張り付くように作られた繭(大坂)

繭のまわりにも毒針毛が残っているので注意(大坂)

タケノホソクロバの成虫(大坂)

マダラガ科まとめ 斑蛾図鑑

タケノホソクロバってどんな虫?

笹がたくさんあるところでたまに大発生してびっくりする昆虫です。
幼虫は体毛に毒成分を持っていることでたびたび問題になります。

成虫は一見黒くて地味にも見えますが、よく観察してみると深い青色が美しい体色です。

マダラガ科

昆虫の分類でチョウ目(鱗翅目)があります。このサイトでは更に「チョウ類とガ類」にわけて掲載していますが、「マダラガ科」はガ類に含まれる仲間です。
昼行性の仲間が多く、美しい模様を持つ種類が沢山含まれています。

タケノホソクロバの特徴

タケノホソクロバのオスとメス

タケノホソクロバの写真
顔のアップ。
触角が糸状になっているので、メスです。
タケノホソクロバの写真
オス♂。
触角が櫛状になっているのがオスです。
タケノホソクロバの写真
メス♀。
触角が糸状になっているのがオスと違う点です。

生態や人との関わり

年に2~3回ほど発生を繰り返す蛾の仲間で、冬は卵のままとか、幼虫の状態、繭の状態など様々な状態での越冬態が観察されているようです。
どの姿でも越冬できるのかもしれませんし、地域によって越冬態が異なるのかもしれません。

ササなどの害虫

モウチクソウなどのタケ類や、アズマザサなどのササ類を食べて成長します。
集団で発生することが多いので、笹垣などに発生すると丸坊主にされてしまうこともあるようです。

タケノホソクロバの写真
幼虫が小さい時には葉っぱの片面だけ。
大きくなると、真ん中の太い筋を残して葉っぱを食べていきます。
タケノホソクロバの写真
少し前まで青々とした笹がたくさんあったのですが、半分くらいなくなっていました。
タケノホソクロバの写真
場所によっては緑の部分がなくなってしまったところも。

毒を持つ幼虫

幼虫は黒い斑点の部分に毒針毛を持っています。
触ると痛みを生じるので、あんまり触らなほうが良さそうです。

私も気をつけてはいたのですが、撮影のために腕ごとぐいっと笹の中に突っ込んでいったりもしました。
撮影が終わってみると、手の甲がヒリヒリしていたので触ってしまったのかもしれません。

目視で毛などがついていたらテープとかで優しく取るのですが、よくわからなかったので流水で丁寧に洗っておいたらましになりました。
その時は、めっちゃ痛いとかではなく、ヒリヒリして鬱陶しいくらいの痛みでした。

昼行性の蛾

昼間に活動する蛾の仲間です。
明るい時間に、ヒメジョオンなどの花にやってくるのを見かけることもあります。

成長(卵・幼虫・繭・成虫)

卵は同じ場所にまとめて産卵するようです。
笹の葉の裏に産み付けているのですが、これは裏から見てる時にはまったく気づきませんでした。
こんなにたくさん産卵しているのに、光が透けていると凄く見つけづらくなっているんですね。

タケノホソクロバの写真
たくさんの卵を同じ場所にまとめて産卵します。
タケノホソクロバの写真
逆光だと卵があるのがわかりづらい。
タケノホソクロバの写真
光の向きを変えて見るとはっきりと卵が確認できます。

幼虫

オレンジ色の体に黒色の斑点がある細長いイモムシです。
毛が生えているので毛虫でも良いですね。

この毛には毒針毛もまじっているので、触ると痛みを生じます。

タケノホソクロバの写真
長短の刺毛が黒い斑点のところから伸びています。
タケノホソクロバの写真
どっちが頭かわかりづらいフォルムですが、葉をかじっているので上の方に顔があるのがわかります。

成長すると繭を作って、その中でサナギになります。
繭の周りには毒針毛が残っているので触らないようにしましょう。

白いモケモケしたものも見られるのですが、コレはちょっと何かわからないのですが、どの繭にもついているようです。

タケノホソクロバの写真
葉っぱや壁にくっつくような半円の繭を作りました。
タケノホソクロバの写真
葉っぱと葉っぱの間で繭を作ったので、少し平べったいです。

成虫

毒を持つのは幼虫の時だけなので、成虫は触っても大丈夫です。

青みのある黒色のマダラガです。

タケノホソクロバの写真
タケノホソクロバの交尾。上がメスで、下がオスです。

分布や生息環境

北海道から南西諸島まで全国的に見られる昆虫です。
海外では朝鮮半島や中国北部でも見ることができます。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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