小さな命に輝きを感じる瞬間を「月刊ムシミル」

コスズメ

コスズメの写真

写真ギャラリー

緑色タイプの幼虫

褐色タイプの幼虫

孵化したばかりの幼虫

少し色の違う褐色タイプの幼虫たち

繭とサナギ

幼虫の顔アップ。脚(アシ)が可愛い。

コスズメの成虫

スズメガ科まとめ 雀蛾図鑑

コスズメってどんな虫?

コスズメと名前がついていますが、蛾の中では大型の部類です。
灯火などに集まってくる習性があるので、住んでいる場所によっては玄関などに飛来してきたりもします。

スズメガ科

昆虫の分類でチョウ目があり、一般的な蝶(チョウ)や蛾(ガ)の仲間が含まれます。
このサイトでは一般に蛾と呼ばれるものを「ガ類」としているのですが、コスズメは「ガ類」の中の「スズメガ科」に含まれる一種になります。
スズメガ科にはウンモンスズメベニスズメオオスカシバオオシモフリスズメなど大型の仲間がたくさんいます。

コスズメの特徴

腹部の背面には不明瞭な線が入ります。
羽に入っている黒色や白色の横線が模様の特徴ですが、はっきりとは入らず不明瞭な模様になります。

成虫

コスズメの写真
コスズメの写真
ななめから
コスズメの写真
ななめから
コスズメの写真
横から
コスズメの写真
上から

幼虫

イモムシには褐色型や緑色のタイプがいます。
4つの眼状紋をもったイモムシで、お尻の先には尾角(びかく)と呼ばれる尻尾のようなものがついています。

コスズメの写真
褐色タイプですが、黄色っぽいものや赤っぽいものがいます。
コスズメの写真
亜終齢の緑色のイモムシ
コスズメの写真
4つの眼状紋と尾角が特徴的なイモムシ
コスズメの写真
ちょっと体を伸ばすと雰囲気がかわる

蛹(サナギ)

地面に降りてざっくりとした繭を作って、その中でサナギになります。
茶色いサナギで、翅の模様などが見えています。

コスズメの写真
横から
コスズメの写真
サナギの顔(下向き)
コスズメの写真
サナギのお尻
コスズメの写真
正面から
コスズメの写真
背面から

【成虫編】コスズメとセスジスズメの見分け方

コスズメは少しぼやけた模様ですが、セスジスズメでは腹部背面や羽の模様がはっきりとした線になって入るので、見分ける一つのポイントになります。

コスズメの写真
コスズメ
セスジスズメの写真
セスジスズメ

【幼虫編】コスズメとセスジスズメの見分け方

幼虫は大きくなるとぜんぜん違う姿なのですが、孵化したばかりの幼虫は似ています。
ヤブガラシなど同じ食草で見つかることがあるのでややこしいです。

最初は見分けるのは無理かと思っていたのですが、よく見れば尾角の長さが異なります。
コスズメのほうがセスジスズメよりも倍くらい長く伸びています。

コスズメの写真
コスズメ
セスジスズメの写真
セスジスズメ

生態

夜行性で光に集まる

コスズメは夜に活発に活動する夜行性の昆虫です。
光に集まる習性を持っているのでライトトラップなどでもよく見られます。
この習性を「走光性」と呼んでいます。

コスズメの写真
ライトにやってきたコスズメ

蛹(サナギ)で越冬

秋に地面に降りて繭を作った個体は、その中でサナギになって冬を越します。

成長(卵、幼虫、サナギ、繭、成虫)

スズメガの仲間を含む蛾の仲間は「完全変態」をする昆虫です。
完全変態はサナギの期間があるのが特徴で、幼虫時代と成虫の姿が大きく変わります。

コスズメは地域によって一年の間に3~5回ほど発生を繰り返すようです。

卵(たまご)

黄色く丸っこい卵です。

ヤブガラシではセスジスズメの卵も見つかるので、この時点ではどちらの卵かわかりません。

コスズメの写真
ヤブガラシに産み付けられた卵

幼虫(ようちゅう)

幼虫は緑色のタイプと茶褐色のタイプが見られるのですが、通常4齢までは緑色の体色をしています。(もっと早い段階で褐色になるものもいます。)

模様の特徴では、両サイドに4つの眼状紋を持つ大きな幼虫です。

スズメガ科の幼虫の特徴でもある、尾角と呼ばれるお尻の突起も特徴的。

コスズメの写真
セスジスズメよりも長い尾角
コスズメの写真
エサを食べて大きくなってきました
コスズメの写真
少し大きくなったイモムシ
コスズメの写真
葉脈についていると意外に目立たない?
コスズメの写真
4齢の茶色イモムシ
コスズメの写真
脱皮した頭部の抜け殻
コスズメの写真
4齢へ脱皮
コスズメの写真
終齢へ脱皮
コスズメの写真
緑色タイプの幼虫
コスズメの写真
褐色タイプの幼虫

蛹(サナギ)と繭(まゆ)

成長した幼虫は、地面に降りて地表に浅い窪みを作り、土粒等を綴って簡単な蛹室を作ります。
その中でサナギになって、羽化の準備をしていきます。

コスズメの写真
幼虫がいなくなったと思ったら、葉っぱを巻き込んでざっくりとした繭を作っていました。
コスズメの写真
繭を開いてみるとサナギになっていました。

成虫(せいちゅう)

グライダーのようなスタイリッシュな羽を持った成虫です。

コスズメの写真
羽化した成虫

分布や生息地

日本では北海道から沖縄の方まで生息する昆虫で、海外でも見ることが出来ます。
シベリア南東部、朝鮮半島、中国、台湾などで見られます。

スズメガの仲間をもっと見る!

ムシミルではたくさんの昆虫の面白い!を届けていきます。
綺麗な写真をたくさん使って紹介していますので、他の昆虫も是非ご覧になってください。
これからもムシミルをよろしくお願いします!

スズメガ科まとめ 雀蛾図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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