村松佳優 
写真ギャラリー
大型で美しいクチバガ（滋賀）
光に寄って来る習性があります（滋賀）
枯れ葉のようなデザイン（滋賀）
樹液に集まります（大阪）
地面に落下。ご飯が見つからないようです（大阪）
ムクゲコノハ
ムクゲコノハってどんな虫？
大型のクチバガで、枯葉のような羽を持っています。
羽を広げたときに見える後翅（こうし）には、青っぽい模様も入って印象的です。
灯火にもやってきますが、大型で迫力がありますね。
ヤガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾（ガ）」と呼ばれる一群です。ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。
ヤガ科の「シタバガ亜科 クチバ族」に分類されています。
ムクゲコノハの特徴
茶褐色の羽の真ん中あたりに直線上の模様が入っているのが印象的。
個体によって濃淡の変化もあります。
後翅（後ろの羽）は半分が黒くなっていますが、その中に青紫色の模様が入って美しいデザインです。
生態や行動
食べ物や餌（エサ）は？
幼虫はクリやクヌギなどのブナ科植物を食べ、日中は樹幹などに静止しています。
成虫は樹液などにやってきます。
発生と越冬
初夏と秋の年に2回成虫が発生します。
早春に擦れた個体が見つかったりするので成虫越冬すると思われていますが、はっきりとはしていないようです。
生息地と分布
北海道から南西諸島まで見られます。
国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシア南東部、インド北部にも分布しています。
ムクゲコノハの仲間をもっと見る！
ヤガ科まとめ 夜蛾図鑑
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