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ナワキリガ

ナワキリガのアイキャッチの画像

写真ギャラリー

冬に見られるキリガ(大阪)

糖蜜にやってきた(大阪)

模様は地味めだけど、ビロードのような上品な美しさもある(大阪)

よく見れば、点模様や横線が入っている(大阪)

落ち葉が落ち着くのか?(大阪)

しんだふり

ヤガ科まとめ 夜蛾図鑑

キリガの仲間まとめ 冬夜蛾図鑑

ナワキリガってどんな虫?

一見では少し地味目のキリガですが、よく見れば味わい深い模様が入っています。
どこが縄(ナワ)の模様なのだろうか?と思っていましたが、昆虫翁と呼ばれた昆虫学者の名和靖(なわやすし)にちなんだもののようです。

ヤガ科

昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群です。ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。

冬夜蛾(キリガ)として、冬に見られる蛾の仲間で「キリガ亜科」に分類されています。

ナワキリガの特徴

羽の外側にある横線模様や、そこに一緒に並んだ白点や暗色点が特徴的です。

ナワキリガの画像
顔アップ
ナワキリガの画像
ふわふわ
ナワキリガの画像
横から
ナワキリガの画像
斜めから
ナワキリガの画像
一見ではちょっと地味な印象
ナワキリガの画像
少し羽をひらいたところ
ナワキリガの画像
上から

生態や行動

食べ物や餌(エサ)は?

幼虫はアラカシやカシワ、ツルグミなどで見つかるようで、その葉っぱなど食べて成長します。
他に、サクラ類やクヌギ・コナラなどでも飼育できることが確認されているようです。

幼虫はアラカシやカシワ、ツルグミなどで見つかるようで、その葉っぱなど食べて成長します。
他に、サクラ類やクヌギ・コナラなどでも飼育できることが確認されているようです。

幼虫

終齢になると、茶色と黒のツートーンカラーの目立つイモムシになります。
その境目には白い線で区切られています。

ナワキリガの幼虫の写真
ナワキリガの幼虫

見つけ方?

糖蜜などにやってくるので、匂いでおびき寄せるのが効果的。
走行性は低いようで、ライトトラップなどにはあまりやってこないようです。

しんだふり

刺激を受けたり、捕まえようとするとしんだふりをすることがあります。
飛んで逃げられることもあるけどね。

脚を縮めてかわいいですね!

ナワキリガの画像
死んだふりをするナワキリガ

生息地と分布

本州(関東より西)から南西諸島の屋久島まで見られます。
海外では中国南部で記録があり、台湾の個体群は別種として記載されました。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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